外出先でスマートフォンを充電しながら使うとき、意外と邪魔になるのがモバイルバッテリーと充電ケーブルです。スマホとバッテリーを重ねて持っても少しずつずれてしまい、片手で操作しにくいと感じることってありますよね。
そんな不満を解消してくれそうなのが、ダイソーの「スマホ⇔モバイルバッテリー吸盤 iPhone用充電ケーブル付き」。その名のとおり、吸盤でスマホとモバイルバッテリーをくっつけて一体化させ、そのまま充電できるアイテムで、価格は220円。短めのUSB Type-A-Lightningケーブルも付いています。
- 商品名:スマホ⇔モバイルバッテリー吸盤 iPhone用充電ケーブル付き
- 販売元:ダイソー
- 価格:220円
- 吸盤サイズ:約直径5.2×厚さ0.4cm
- ケーブル長:約15.8cm
- コネクタ形状:USB Type-A-Lightning
- 材質:PVC、鋼、鉄、シリコーンゴム
モバイルバッテリーに吸盤を貼り付ける
パッケージの中身は、円形の吸盤パーツと充電ケーブルの2点です。吸盤シートの片面には小さな吸盤がびっしりと並び、反対側にはモバイルバッテリーに固定するための両面シールが付いています。
まずは両面シールの剥離紙を剥がし、モバイルバッテリーの表面に貼り付けます。吸盤の直径は約5.2cmあるため、取り付けにはある程度の広さが必要です。
今回使用した「INIU 45W急速充電 モバイルバッテリー」は表面が平らで、問題なく取り付けられました。一方、細長いスティック型や表面が湾曲した製品では、吸盤シートがはみ出したり、しっかり貼り付かなかったりする可能性があります。
両面シールで直接固定するため、一度取り付けると簡単には位置を変えられません。貼り付ける前に、USB端子や残量表示を隠さない位置を確認したほうがよいでしょう。
また、モバイルバッテリーの表面に吸盤シートを貼り付けたままになるため、本体の外観を損ねたくない人には向きません。別のバッテリーへ頻繁に付け替えて使うというより、専用のバッテリーを1台決めて使う製品です。
充電中のスマホとバッテリーがずれにくい
吸盤シートを取り付けたモバイルバッテリーに、スマホの背面を押し付けます。小さな吸盤がスマホやケースの表面に密着し、2台を重ねた状態で固定できました。
裸の状態のiPhone 17 ProやApple純正の「MagSafe対応iPhone 17 Proクリアケース」ではしっかり吸着し、スマホを操作してもモバイルバッテリーがずれることはありませんでした。スマホとバッテリーを別々に持つ必要がなく、充電中でも片手でまとめて持ちやすくなります。
充電しながら地図を確認したり、メールやSNSを短時間チェックしたりする場面では便利です。ケーブルに引っ張られてモバイルバッテリーがずり落ちるわずらわしさも減りました。
ただし、吸盤だけを頼りにスマホかモバイルバッテリーの片方を持ち上げるのは不安があります。少し強く振ったり、吸盤の端に力がかかったりすると外れる可能性があるため、移動中はスマホとバッテリーの両方を手で支えたほうが安全でしょう。
ケースによって吸着力が変わる
表面が滑らかなMagSafe対応のiPhone 17 Pro用クリアケースにはしっかり吸着しました。一方、背面に回転式スタンドを備えた「TORRAS Ostand Q3 Siliconeスタンドケース」でも吸着はしたものの、接触する面積が狭いためか外れやすく感じました。
吸盤は、つるつるしていて凹凸が少なく、広い平面を確保できるケースほど密着しやすいようです。レザー調や布張り、マット加工、細かな模様が入ったケースでは、十分な固定力を得られないかもしれません。また、背面にスマホリングやカードポケット、スタンドが付いたケースも、吸盤を押し付ける平面を確保できなければ、十分に固定できない可能性があります。
集合体恐怖症の人は要注意かも…
吸盤を外した直後、MagSafe対応iPhone 17 Proクリアケースの背面をよく見ると、小さな丸い跡がうっすらと残っていました。ただし、指でこすると簡単に消えたため、実用上は大きな問題ではありません。
一方、小さな吸盤が多数並ぶ見た目は独特です。ブツブツとした模様を不快に感じる「集合体恐怖症」の人は、少し気になるかもしれません。
付属ケーブルは「おまけ」。充電は手持ちのケーブルが無難
付属するのは、長さ約15.8cmのUSB Type-A-Lightningケーブルです。
一般的な1m前後のケーブルと比べて余った部分が垂れ下がらず、スマホとモバイルバッテリーを重ねて使うにはちょうどよい長さです。端子の位置が近ければ、ケーブルまわりをすっきりまとめられます。
ただし、Lightning端子を採用するiPhone向けのため、USB Type-C端子を備えたiPhone 15以降では付属ケーブルを使用できません。筆者が使用しているiPhone 17 Proでも使えないため、今回は筆者が所有するL字コネクタタイプのUSB Type-Cケーブルを利用しました。
また、コネクタがUSB Type-Aのため、Lightning端子を備えるiPhone 14以前の機種であっても、USB PD(Power Delivery)による急速充電には対応しません。モバイルバッテリーがUSB PDに対応していても、その急速充電性能を生かせないため、充電速度を重視するなら手持ちの対応ケーブルを使うのが無難です。
さらに、付属ケーブルのLightningコネクタは接点が片面にしかなく、一般的なLightningケーブルのように表裏を気にせず使うことができません。充電するたびにコネクタの向きを確認しなければならない点も不便に感じました。
iPhone 15以降のユーザーにとっては、実質的に吸盤シートだけを220円で購入することになります。USB Type-Cケーブル付きの商品も用意してほしいところです。
一体化しても重さと厚みは増える
スマホとモバイルバッテリーがずれにくくなる一方で、2台分の重さがなくなるわけではありません。iPhone、ケース(Apple純正 MagSafe対応iPhone 17 Proクリアケース)、吸盤パーツ、ケーブル、モバイルバッテリーを合わせた重さは合計432g。スマホ単体と比べるとかなり重く、長時間持ち続けると手が疲れました。
厚みも大きく増えるため、充電しながら長時間ゲームをプレイしたり、動画を見続けたりする用途には向きません。バッテリー残量が少ないときに、短時間だけ充電しながら操作するための補助アイテムと考えるのがよさそうです。
220円で試せるが、使用環境を選ぶ
ダイソーの「スマホ⇔モバイルバッテリー吸盤 iPhone用充電ケーブル付き」は、吸盤でスマホとモバイルバッテリーを一体化し、充電中のずれを抑えられるアイデア商品です。表面が平らなバッテリーと滑らかなケースを組み合わせれば、220円で背面装着型のような使い勝手を得られます。
ただし、ケースによっては吸着しても外れやすく、取り外した直後に吸盤跡がうっすら残ることもあります。吸盤パーツは両面シールで固定するため付け替えにくく、付属のLightningケーブルもiPhone 15以降では使えません。使用環境を選ぶ製品ですが、条件が合えば充電中の取り回しを手軽に改善できます。購入前に、ケースの背面とモバイルバッテリーの貼り付け面を確認しておきましょう。










