スマホをモバイルバッテリーで充電するとき、一般的な1m前後のケーブルでは長さを持て余しがちです。余った部分がカバンの中で絡まったり、スマホとモバイルバッテリーを重ねたときに大きくはみ出したりするのって地味に気になりますよね。
そんなとき、ドンキで見つけたのが、エレコムの「モバイルバッテリー用ケーブル(USB Type-C/充電専用/60W)」MPA-CCLL01BKです。ケーブル長はわずか約10cm。両端に出っ張りを抑えやすいL字型のUSB Type-Cプラグを備えています。1,280円で購入しました。
- 商品名:モバイルバッテリー用ケーブル(USB Type-C/充電専用/60W)
- 型番:MPA-CCLL01BK
- ブランド:エレコム
- 価格:1,280円
- カラー:ブラック
- ケーブル長:約10cm(コネクター部を含まず)
- ケーブル形状:フラット(幅約4.3mm×厚み約2mm)
- コネクター形状:USB Type-C - USB Type-C
- 対応電力:USB Power Delivery 最大60W(20V/3A)
- データ転送:非対応
モバイルバッテリー用にちょうどいい「きしめん」ケーブル
まず目を引くのが、ケーブルの形状です。一般的な丸いケーブルではなく、平たい「きしめん」のようなフラットタイプ。幅は約4.3mm、厚みは約2mmで、手に取るとかなり薄く感じます。
長さが短いうえに厚みも抑えられているため、ポーチやカバンの隙間にもサッと入れやすく、スマホやモバイルバッテリーと一緒に持ち歩いてもかさばりにくいのが、うれしいポイントです。
両端のプラグは、ケーブルが横方向へ伸びるL字型。ストレート型のプラグに比べて接続部分が大きく飛び出しにくく、スマホとモバイルバッテリーを重ねて持つときに使いやすい形状です。ケーブルに余りが出ないので、2台を重ねたり、すぐ横に並べたりして充電するのも断然ラクちんです。
このL字プラグ、iPhoneを横向きに持ってゲームをするようなシーンでも地味に効いてきます。通常のプラグだと、横持ちしながら充電したときにケーブルが手のひらに当たったり、プラグの根元にグイッと負荷がかかったりしがち。その点L字型なら、ケーブルが本体に沿って横へスッと流れるので、プラグ部分に無理な力がかかりにくいんです。iPhoneを充電しながらゲームをしたい人には、うれしいポイントですね。
なお、購入直後はプラグの根元に「防水スマホ等 水ぬれ充電禁止!」と書かれた警告タグが巻かれています。端子がぬれたままの充電は発火や故障の原因になるとのこと。筆者は使う前にペリッと剥がしましたが、「水にぬれたときは充電しない」ことは頭の片隅に入れておきたいポイントです。
筆者は普段、楽天モバイルのポータブルWi-Fiルーター「Rakuten WiFi Pocket 5G」とモバイルバッテリーをダイソーで買った吸盤でくっつけ、ひとまとめにして持ち歩いています。この組み合わせでも、一般的な長いケーブルでは余った部分が邪魔になりますが、本製品なら2台の間を短くつなげられてちょうどいい感じです。スマホだけでなく、モバイルWi-Fiルーターや小型機器とモバイルバッテリーをセットで持ち歩く人にも便利なケーブルだと感じました。
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USBポートが長辺中央にある「Rakuten WiFi Pocket 5G」との相性もバツグン!ルーターとモバイルバッテリーを吸盤でくっつけて一体化しても余った配線が出ないので、カバンやポケットの中でもゴチャつきません
Macでは「60W」として認識
本製品はUSB Power Deliveryに対応し、最大60Wで充電できます。そこで、100W出力に対応したUSB充電器とMacBook Proを本製品で接続し、Mac側で認識される電源のワット数を確認してみました。
表示されたワット数は「60W」。パッケージに記載された「最大60W」という仕様どおり、Macでも60Wの電源として認識されました。短いケーブルですが、スマホやタブレットだけでなく、60W以下で充電できるノートPCにも利用できるのはグッドです。
ただし、60Wを超える入力に対応するノートPCを接続しても、本製品の対応電力は最大60Wです。より高い出力で充電できるMacBook Proなどをできるだけ速く充電したい人には、ちょっと物足りないかもしれません。
また、実際の充電電力は、接続する充電器や機器、バッテリー残量などによって変わります。常に60Wで充電されるという意味ではない点にも注意が必要です。
「10cm」表記だけど、プラグ込み(端から端まで)は約15cm
長さについても、ひとつ知っておきたいポイントがあります。パッケージやスペック表に書かれた「約10cm」は、コネクター部を含まないケーブル部分の長さです。
実際にUSB Type-Cプラグの先端から反対側の先端まで測ってみると、全長は約15cmありました。
表記が間違っているわけではありませんが、「端から端まで10cm」と思って購入すると、「あれ、思ったより長いぞ?」と感じる可能性があります。 スマホとモバイルバッテリーを重ねる場合は、この余裕が取り回しやすさにつながることもありますが、狭いポーチなどへピッタリ収めたい人は要チェックです。
最大の注意点は「充電専用」。SSDはつながらない
この製品の最大の注意点が「充電専用」で、データ転送に非対応なことです。
見た目は一般的な両端USB Type-Cケーブルなので、データ転送にも使えそうに見えます。試しに、MacとポータブルタイプのSSDを本製品でつないでみたのですが、SSDは認識されませんでした。うん、これは完全に「充電専用」。データの受け渡しはできません。
スマホ内の写真をMacへ移したり、外付けSSDを接続したり、USB Type-C対応ディスプレイへ映像を出力したりする用途はNGです。「USB Type-Cケーブルだから何にでも使えるだろう」と考えていると、認識しない原因が分からず悩んでしまうかもしれません。
パッケージには充電専用であることが明記されていますが、一度取り出してほかのケーブルと一緒に保管すると、見た目では判別しづらいのも気になるところ。頭の片隅に置いておくといいでしょう。
便利だが、使える場面はかなり限定的
約10cmという短さは、本製品の最大のメリットである一方、弱点にもなります。
スマホとモバイルバッテリーを近づけて充電するにはちょうどいい感じですが、カバンの中にモバイルバッテリーを入れたまま、手元のスマホを操作するといった使い方には短すぎます。
また、充電専用の短いケーブルで1,280円という価格は、正直なところ少し強気に感じました。同程度の価格帯でも、より長く、データ転送に対応するUSB Type-Cケーブルは見つかります。
一方、「短尺」×「両端L字」×「フラット形状」×「最大60W」という条件がぜんぶそろったケーブルは、意外と多くありません。余ったケーブルがブラブラするのがちょっと苦手……という人にとっては、この形状を選ぶ価値がありそうです。
まとめ:用途がハマれば、すごく便利
エレコムのMPA-CCLL01BKは、スマホとモバイルバッテリーを近づけて使うための短尺ケーブル。平たいフラット形状と両端のL字プラグにより、一般的な長いケーブルよりもスッキリ配線できます。MacBook Proでは60Wの電源として認識され、充電性能もパッケージの表記どおりでした。
一方で、「データ転送はNG」「10cm表記でも端から端までは約15cm」「60Wを超える充電には非対応」「価格はやや高め」という点は、購入前に確認しておきたいところです。
充電もデータ転送も1本で済ませたい人には不向きですが、用途をモバイルバッテリーからの充電に割り切れるなら、カバンの中をスッキリさせられる便利アイテムです。長いケーブルの取り回しにストレスを感じている人なら、買って損はないでしょう。








