パソコンで作業しているとき、スマートフォンに届いた通知や2段階認証コードを確認するため、机の上へ何度も視線を落とすのは地味に面倒ですよね。画面のすぐ横にスマホを置ければ、視線移動が少なくなってやっぱり断然ラクです。

そんなとき見つけたのが、ダイソーの「マグネット式スマホホルダー」。パソコンのモニター裏に貼り付け、スマホを画面横に固定できるアイテムです。価格は330円と手頃ですが、実際に使ってみると、便利な一方で注意したいポイントも見えてきました。

  • ダイソーで330円の「マグネット式スマホホルダー」。PCの画面横にスマホを固定できます

    ダイソーで330円の「マグネット式スマホホルダー」。PCの画面横にスマホを固定できます

PC画面の横にスマホを固定できる

ダイソーの「マグネット式スマホホルダー」は、ノートPCの天板や外部モニターの背面に粘着面で固定し、アームを横へ開いてスマホを取り付ける製品です。価格は330円。ホルダー本体のサイズは約3×12×0.5cmで、貼り付け用金属シートが1枚付属します。

製品の主な仕様は次のとおりです。

  • 商品名:マグネット式スマホホルダー
  • 価格:330円
  • 本体サイズ:約3×12×0.5cm
  • 金属シート:約3.7×3.7cm
  • 耐荷重:170g
  • 本体材質:ナイロン

使い方は、ホルダー本体をモニターの裏側に貼り、付属の金属シートをスマホケースの背面へ貼り付けるだけ。金属シートをスマホ本体へ直接貼るのはNGです。

  • ホルダー本体と付属品。スマホケースに貼り付ける円形の金属シートが1枚付属します

  • ホルダー本体のサイズは約3×12×0.5cmの薄型です

    ホルダー本体のサイズは約3×12×0.5cmの薄型です

スマホを使いたいときはマグネット部分からサッと外し、戻すときは近づけてピタッと固定するだけ。机の上にスタンドを置く必要がなく、デスク周りをスッキリさせられるのはうれしいポイントです。

ただし、この製品はMagSafe対応をうたったホルダーではありません。MagSafe対応iPhoneであっても、付属の金属シートをケースへ貼り付ける必要があります。

貼り付ける位置は慎重に決めたい

注意したいのが、ホルダーを貼り付ける位置です。PC画面に近すぎると、取り付けたスマホが表示部分に重なってしまいます。反対に外側へ出しすぎると、スマホの重みがPCやモニターへかかりやすくなります。粘着シートの剥離紙をはがす前に、スマホを当てながら位置を確認しておくのがおすすめです。

  • ホルダーはモニター背面に貼り付けます。スマホが画面に重ならない位置を確認してから固定しましょう

    ホルダーはモニター背面に貼り付けます。スマホが画面に重ならない位置を確認してから固定しましょう

取り付けが済んだら、金属シートを貼ったスマホケースをマグネット部分へ近づけます。カチッと吸着し、スマホがPC画面のすぐ横に固定されました。取り外す際も、スマホを手前へ引くだけです。

机に置いたスマホへ視線を落とす必要がなくなり、通知や2段階認証コードの確認がスムーズになりました。原稿を書きながら資料を表示したり、タイマーを動かしたりする使い方にも便利です。サブディスプレイとまではいきませんが、スマホの定位置を作れるだけでも使い勝手はかなり変わります。

  • PC画面の横にスマホを固定。視線を大きく動かさずに通知や資料を確認できます

    PC画面の横にスマホを固定。視線を大きく動かさずに通知や資料を確認できます

  • 使わないときは、PCの背面に付けたままアームを折りたためます

    使わないときは、PCの背面に付けたままアームを折りたためます

耐荷重170gは最近のスマホには厳しい

使い勝手は良好ですが、本製品には大きな弱点があります。それが、耐荷重170gという制限です。

たとえば、iPhone 17の重量は177g。ケースを付けていない状態でも耐荷重を7g上回っています。iPhone 16は本体だけでちょうど170gですが、ケースや金属シートの重量を加えれば上限を超えてしまいます。

筆者が普段使っているiPhone 17 Proは、本体だけで206gです。もちろん、本製品の耐荷重には収まりません。

  • 耐荷重を超えるiPhone 17 Proを取り付けると、MacBook Proの揺れで少しずつずり落ちることがありました

    耐荷重を超えるiPhone 17 Proを取り付けると、MacBook Proの揺れで少しずつずり落ちることがありました

試しにiPhone 17 Proを取り付けたところ、マグネットには問題なく吸着し、タップやスワイプ程度の軽い操作ですぐに外れることはありませんでした。ただし、MacBook Proのディスプレイを大きく開いた状態では、iPhoneの重みで本体が後方へ大きく揺れることがあります。そのままキー入力を続けると、揺れによってiPhoneがマグネット面から少しずつずり落ちてきたため、安定して使えるとは言いにくい結果でした。

ホルダーが支えるのはスマートフォン本体だけではなく、ケースや金属シートを含めた総重量です。耐荷重を超えた端末でも吸着する場合はありますが、メーカーの想定する使用条件から外れるため、常用はおすすめできません。

最近は、本体だけで170gを超えるスマートフォンも珍しくありません。購入前に、スマートフォンとケース、金属シートを合わせた重さを確認しておきましょう。一方、以前使っていた小型スマートフォンや、音楽再生専用の軽量端末などであれば、比較的安定して活用できそうです。

金属シートは貼り直すと粘着力が低下

もうひとつ気になったのが、付属の金属シートです。貼る位置を変更するため、ケースから金属シートを剥がしてみました。今回はうまく剥がせたため、薄い金属板が湾曲したり変形したりすることはありませんでした。

ただし、貼り直したあとは粘着力が明らかに弱くなりました。今回は購入後まもなく剥がしたため変形しませんでしたが、長期間貼り付けた場合も同じように剥がせるかは未確認です。

  • 今回は変形させずに金属シートを剥がせましたが、貼り直すと粘着力が弱くなりました

    今回は変形させずに金属シートを剥がせましたが、貼り直すと粘着力が弱くなりました

付属する金属シートは1枚だけなので、繰り返し貼り直す使い方には向いていません。スマホを取り付けた際の位置や重量バランスを確認してから、ケースへ貼り付けたほうがよいでしょう。

ホルダー本体の粘着シートも固定力が強く、一度貼ると簡単には位置を変更できません。スマホがPC画面に重ならないか、充電ケーブルを接続できるか、ノートPCを閉じたときにアームが干渉しないかなど、貼り付ける前にしっかり確認しておく必要があります。

普段使っているケースへ金属シートを直接貼るのが気になる場合は、ホルダー専用の安価なケースを用意するのもよいでしょう。

ワイヤレス充電やMagSafeとの併用にも注意

ケースの中央付近に金属シートを貼ると、ワイヤレス充電器やMagSafeアクセサリと干渉する可能性があります。ケースに金属シートを貼ると、位置によってはワイヤレス充電を妨げたり、MagSafeアクセサリを取り付けにくくなったりする可能性があります。

普段からケーブルで充電している人には大きな問題ではありませんが、MagSafe充電器やカードケース、スマホリングなどを使用している場合は要注意です。ケースを頻繁に交換したくない人にとっても、金属シートを貼り付ける仕組みは少々扱いにくいかもしれません。

軽量スマホの置き場所としてはグッド

ダイソーの「マグネット式スマホホルダー」は、PC画面の横にスマホの定位置を作れるアイテムです。着脱は簡単で、机の上にスマホスタンドを置く必要もありません。通知や資料を確認する際の視線移動が少なくなるのもグッドです。

ただし、耐荷重は170g。iPhone 17やiPhone 17 Proをはじめ、最近のスマホにはかなり厳しい制限となっています。

また、付属の金属シートは貼り直すと粘着力が弱くなるうえ、剥がす際に湾曲する可能性も否定できません。付属するのは1枚だけなので、最初に貼り付ける位置を慎重に決める必要があります。

軽量なサブスマホや、使わなくなった小型端末の置き場所として使うなら、330円という価格は魅力的でしょう。なお、ダイソーでは、MagSafeに対応した「マグネット式ノートパソコン用スマートフォンホルダー」も550円で販売されています。MagSafe対応のiPhoneを使っている場合は、金属シートを貼る必要がないこちらの製品も有力な選択肢となりそうです。