スマホやタブレット、モバイルバッテリーなど、USB Type-Cで充電する機器が増えるほど、ケーブルを持ち歩く機会も増えてきます。とはいえ、安価なケーブルを選ぶときに気になるのが断線への不安です。コネクタ根元がほつれたり、ある日突然充電できなくなったりした経験がある人も多いのではないでしょうか。

今回試したのは、ドン・キホーテのピープルブランド「情熱価格」が展開する「3年断線保証 Type-C to Type-Cケーブル PD60W対応 ブレイデッド」の2mタイプ、価格は1,899円でした。店頭にはレッドのほかホワイトも並んでおり、車内のインテリアに合わせてレッドを選びました。

  • 「3年断線保証 Type-C to Type-Cケーブル PD60W対応 ブレイデッド」の2mタイプ。今回はレッドを購入しました

    「3年断線保証 Type-C to Type-Cケーブル PD60W対応 ブレイデッド」の2mタイプ。今回はレッドを購入しました

  • 商品名:「3年断線保証 Type-C to Type-Cケーブル PD60W対応 ブレイデッド」
  • 販売元:ドン・キホーテ(PB「情熱価格」)
  • 購入価格:1,899円
  • カラー:レッド(店頭ではホワイトも展開)
  • コード長:1m・1.5m・2mの3タイプ展開(今回は2mを購入)
  • コネクタ形状:USB-C to USB-C
  • 転送速度:最大480Mbps(USB2.0規格準拠)
  • 保証:3年断線保証

最大のウリ「3年断線保証」をチェック

パッケージには「耐断線を徹底強化して5万回以上折り曲げても耐え抜いた」「シリーズ累計販売数157万本突破」という文字が並び、かなり自信を感じさせる打ち出しです。

  • パッケージには「5万回以上折り曲げても耐え抜いた」「シリーズ累計販売数157万本突破」といった表記もあります

    パッケージには「5万回以上折り曲げても耐え抜いた」「シリーズ累計販売数157万本突破」といった表記もあります

この製品の最大の売りは、なんといっても「3年間の断線保証」です。充電ケーブルは使い方によって、コネクタ根元の被膜が傷んだり、内部の断線で充電が不安定になったりすることがありますが、3年間の断線保証をうたっているのは安心材料です。

価格を考えても、長く使う前提なら悪くない条件だと感じました。なお、保証を受けるには、パッケージに同梱されている「保証書」と購入時にレジでもらえる「保証書添付用レシート」が必要となります。この2つは大切に保管しておきましょう。

  • 3年断線保証を受けるには、パッケージ同梱の「保証書」とレジでもらえる「保証書添付用レシート」が必要です

    3年断線保証を受けるには、パッケージ同梱の「保証書」とレジでもらえる「保証書添付用レシート」が必要です

「5万回以上の折り曲げ試験をクリア」という耐久性の打ち出しについては、あくまでメーカー側がうたう試験値です。実際の使用環境では、曲げ方や引っ張り方、保管状態によって寿命は変わるため、過信は禁物だと思います。

赤いブレイデッドケーブルは見つけやすい

ケーブル表面は布巻きのブレイデッド(編組)仕様です。一般的なビニール被覆のケーブルより丈夫そうに見えるし、手にした印象もしっかりしています。色も真っ赤で目立つため、デスク周りやバッグの中、車内で見つけやすいのも利点です。

一方で、柔らかさを重視したケーブルではありません。端子付近もしっかりしているぶん、取り回しはやや硬めです。小さく丸めてポーチに入れるより、車内やベッドサイド、デスク周りにゆるく束ねて置いておく使い方のほうが向いています。丈夫そうなのは安心材料ですが、しなやかで絡まりにくいケーブルを求める人には少し好みが分かれそうです。

  • 20〜30cm程度の長さならこのように立っちゃうほど硬いです

    20〜30cm程度の長さならこのように立っちゃうほど硬いです

今回、筆者が2mを選んだのは、車内での使用を想定していたためです。運転席や助手席で充電しつつ、後部座席まで無理なく届く長さがあれば、同乗者がいるときにも対応できます。「短くて足りないよりは、長くて困ることはない」という、大は小を兼ねる発想での選択でした。実際、車内という広い空間で使う分にはこの長さが逆に扱いやすく、かさばりが気になるのはカバンに入れて持ち歩くときくらいです。

  • 2mあるため、ハイエースのシガーソケットから2列目シートにも伸ばしやすい長さです

    2mあるため、ハイエースのシガーソケットから2列目シートにも伸ばしやすい長さです

一方で、毎日持ち歩くには長く、ケーブルの硬さや余りやすさも気になります。スマートフォンとモバイルバッテリーをつなぐだけなら、1mや1.5mのほうが扱いやすいと思います。自分の使い方に合う長さをよく考えて選びましょう。

USB PD 60W対応、スマホやタブレット用なら十分

本製品はUSB PD 60W対応のType-C to Type-Cケーブルです。USB Type-C対応のiPhoneやAndroidスマートフォン、iPad、モバイルバッテリーなどを充電する用途なら、十分扱いやすい仕様です。

注意したいのは、60W対応という点です。スマートフォンやタブレット中心なら問題になりにくいものの、高出力を必要とするノートPCでは、100W以上に対応したケーブルを選んだほうが安心な場合もあります。

ちなみに、65W出力対応のカーチャージャーを使って車内のシガーソケットからMacBook Proを充電したところ、メーカー公称上限の60Wを上回る65Wで充電できました。これは今回使用した機器の組み合わせにおける実測結果であり、常に65Wでの充電を保証するものではありません。

転送速度はUSB2.0規格準拠の最大480Mbpsにとどまり、外付けSSDなど大容量データのやり取りには不向きです。映像出力にも対応していないため、スマホやノートPCを外部ディスプレイにつなぐ用途では使えません。データ転送よりも、充電を中心に使うのが現実的です。

  • 本ケーブルの公称上限は60Wですが、65W対応カーチャージャーとMacBook Proを組み合わせた今回の実測では65Wで充電できました

「情熱価格」は言うほど安くない?

「驚安の殿堂」のイメージが強いドン・キホーテですが、この製品に関しては価格面で突出したお得感があるとは言いがたい印象です。実際に購入した2mタイプは1,899円で、ネット通販ではPD60W対応・耐屈曲試験クリアをうたうType-Cケーブルが1,000円台から数多く販売されていることを考えると、ブランド名や3年保証を差し引いても、価格だけで選ぶなら他の選択肢と比較検討する余地は十分にあります。

購入直後の通電確認も忘れずに

なお、ケーブル類は購入直後に問題なく充電できるか確認しておきたい製品です。3年保証があるとはいえ、実際に使う前に手持ちのスマートフォンや充電器で通電を確かめておくと安心です。特に複数本まとめ買いする場合は、1本ずつ動作確認してから収納用、車内用、持ち出し用に振り分けるとよいでしょう。

  • 2mタイプは便利な反面、持ち歩くとややかさばります。常設用として使うほうが向いていそうです

    2mタイプは便利な反面、持ち歩くとややかさばります。常設用として使うほうが向いていそうです

まとめ:3年断線保証は魅力、ただしレシート保管を忘れずに

情熱価格の「3年断線保証 Type-C to Type-Cケーブル PD60W対応 ブレイデッド」は、断線への不安を軽減してくれる保証内容と、しっかりした質感のブレイデッド仕上げが魅力の製品です。

ただし、PD60Wがあくまで条件付きの上限値である点、データ転送・映像出力に制限がある点は購入前に押さえておきたいポイントです。「情熱価格」という響きから即断せず、他のPD60W対応ケーブルとも価格・仕様を見比べたうえで検討することをおすすめします。長く使うつもりなら、レシートとパッケージの保管も忘れずに。