ドキュメンタリー映画『メレディス・モンク 踊る声、歌う身体』の公開を記念し、メレディス・モンクが80年代に 監督した『ブック・オブ・デイズ』と『エリス・アイランド』の6日間限定で特別上映することが決定した。

メレディス・モンク監督作『ブック・オブ・デイズ』と『エリス・アイランド』を6日間限定上映

メレディス・モンク監督作『ブック・オブ・デイズ』と『エリス・アイランド』を6日間限定上映

『ブック・オブ・デイズ』(1988)は、予知能力を持つ中世の少女エバを主人公にしたメレディス・ モンクにとって初監督の長編映画。エバをとりまく中世ヨーロッパ――戦争やペスト、そして黙示録への恐怖に支配された世界と、彼女が幻視する20世紀のアメリカ――人種や宗教をめぐる対立や エイズの蔓延、そして核による滅亡への恐怖に苛まれる世界がパラレルに描かれる。『メレディス・モンク 踊る声、歌う身体』の中で「芸術家は社会のアンテナ」と語るモンクの先見性と詩的な想像力から生まれた本作は、Covid-19禍を経た今、 現在もまた繰り返される歴史の一部であることを意識させる。

併映される『エリス・アイランド』(1981)は、1892年から1954年まで移民の窓口であったエリス島を舞台に、ヨーロッパからアメリカへ渡った人々の入国審査での体験を、ヴィンテージ写真を彷彿とさせる美しい映像で綴った詩的な短編映画。本作も『ブック・オブ・デイズ』も原案・監督・音楽をメレディス・モンク自身が手がけ、『ブック・オブ・デイズ』では出演者の一人として、モンクの姿を見ることができる。日本ではかつてユーロスペース配給によって 1992〜1993年にかけて公開された。上映は、渋谷・ユーロスペースにて、期間は7月25日から30日までの6日間で、1日1回の上映。『ブック・オブ・デイズ』は当時の貴重な35mmプリントで上映を行う。料金は1,700円均一。なお、『ブック・オブ・デイズ』半券またはチケット購入画面等を提示で、『メレディス・モンク 踊る声、歌う身体』が一般料金2,000円のところ 1,800円で鑑賞できる。

■ブック・オブ・デイズ
  • Photo by Dominique Lasseur

    Photo by Dominique Lasseur

  • 『ブック・オブ・デイズ』撮影中のメレディス・モンク(1988年)Photo by Dominique Lasseur

    『ブック・オブ・デイズ』撮影中のメレディス・モンク(1988年)Photo by Dominique Lasseur

■ストーリー
主人公は予知能力を持つ中世の少女エバ。エバをとりまく中世ヨーロッパ――戦争やペスト、そして黙示録への恐怖に支配された世界と、彼女が幻視する20世紀のアメリカ ――人種や宗教をめぐる対立やエイズの蔓延、そして核による滅亡への恐怖に苛まれる世界がパラレルに描かれる。

■出演者
ユダヤ人の少女エバ:トビー・ニューマン
ユダヤ人の祖父:パブロ・ヴェラ
ユダヤ人の母:ラニー・ハリソン
ユダヤ人の父:ダニエル・イラ・スヴェルドリク

■スタッフ
原案・監督・音楽:メレディス・モンク
撮影:ジェリー・パンツァー
美術・衣裳:ヨシオ・ヤバラ
プロデューサー:キャサリン・タッジ、ドミニク・ラッスール

■エリス・アイランド

  •  Photo by Jerry Pantzer

    Photo by Jerry Pantzer

  • 『エリス・アイランド』撮影中のメレディス・モンク(1979年)

    『エリス・アイランド』撮影中のメレディス・モンク(1979年)

■ストーリー
1892年から1954年まで移民の窓口であったエリス島。今では廃墟となった移民局のホールを舞台に、ヨーロッパからアメリカへ渡った人々の入国審査での体験を、ヴィンテージ写真を彷彿とさせる美しい映像で綴った詩的な短篇映画。

■スタッフ
原案・監督・音楽:メレディス・モンク
プロデューサー・共同監督:ボブ・ローゼン
撮影:ジェリー・パンツァー
共同プロデュース:Greenwich Film Associates、ZDF Germany