ではまず、歴代モデルと照らし合わせつつ、新モデルの「Google Home スピーカー」のデザインを確認してみよう。
同機は、球状に近い形状で、底面を除く表面はファブリック素材で覆われている。底面付近には操作時等に連動して光るライティングが備わっている。
名称の近い2017年版の「Google Home」シリーズ(※当時は「スピーカー」が付いていなかった)について思い返してみると、「Google Home」が背が高いホームルーターのような雰囲気で、小型の「Google Home mini」が、例えるなら”あんパン”のような平べったい形状だった。
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2017年の「Google Home」(画像出典:Google Japan Blog)
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2017年の「Google Home mini」(画像出典:Google Japan Blog)
そして、2019年の「Google Nest mini」も、「Google Home mini」の系譜を継ぐ平べったい形状だった。一方、2020年の「Google Nest Audio」はホームルーター系の縦長直方体な形状ではありつつも、全体的にファブリックな意匠で独自性があった。
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2019年の「Google Nest mini」(画像出典:Google Japan Blog)
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2020年の「Google Nest Audio」(画像出典:Google Japan Blog)
こうした流れを俯瞰しつつ、今回の「Google Home スピーカー」を眺めてみると、どの製品とも異なるデザインが採用されている。
Nest miniやNest Audioに近いファブリックな外観ではありつつも、形状は球体に近い。Nest miniを「小」、Nest Audioを「大」とするならば、「Google Home スピーカー」が「中」といったところだ。
なお、Googleが最先端のデザインを探っているというわけではない。競合他社が採用するデザインのトレンドを踏まえてみても、Appleの「HomePod mini」やAmazonの「Echo Dot」などが、こうした球体形状を先行して取り入れている。
インテリアにも馴染ませやすい、スマートスピーカーとしてのスタンダードなデザインが市場で固まってきていて、Googleもそこに落ち着いた――というのが実像だろう。
ミニマルなスタンダードデザインで好印象
新型「Google Home スピーカー」のデザインは、ミニマルで筆者としても好印象だ。カラーはHazel(黒系)とPorcelain(白系)の2色展開で、今回は前者を試用した。
ちなみに、Hazelの「黒」は、やや淡めだ。筆者の書斎はダークブラウンと黒でまとめているのだが、そのなかで淡い黒は少し浮いた印象だった。また、細かいところだが、スピーカー本体は黒系でも電源ケーブルは白色なので、配線を目立たないように隠したくなった。
おそらく、配線や機器が目立たないリビングのような生活感のある空間の方が、同機は馴染みやすいかもしれない。



