続いて、使用感について確認した。筆者はメインのスマートフォンにiPhoneを使っているので、今回はiOS版の「Google Home」アプリを使用。アカウントはビジネス用のGoogle Workspaceと、個人向けの無料版Googleアカウントの両方を使い分けているが、今回は後者を用いた。
初期設定は、基本的に画面指示に従って進めれば良いだけなので詳細は割愛する。ただし、気になった点が2つあったことには一応触れておきたい。ひとつは、製品底面にあるセットアップ用のQRコードが小さくてなかなか認識してくれなかったこと。もうひとつは、とにかく設定操作が長かったことだ。
この手のセットアップで稀に遭遇する現象だが、公式アプリ内で起動するカメラが、なかなかピントを合わせられず、小さいQRコードを認識してくれなかった。うまく認識してくれる距離、角度を探して、数分間ではあるが苦戦を強いられた。
最初のセットアップのときだけ苦労すれば良いことではあるが、この辺りの体験について、iPhoneとHomePodで連携する際のようなスマートさと比べると、少々見劣りするものはあると思う。
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「Google Home スピーカー」の裏面(左)。セットアップ用のQRコードはやや小さく認識させるのが難しかった(右)。一応QRコード以外のセットアップ方法も用意されているので、どうしてもうまくいかない場合には、そちらを試すとよいだろう。なお、上記の写真は、マイクをオフにするボタンをオンにした様子だ。ライティングがオレンジになっており、プライバシーを保てる
Gemini関連の設定パートは丁寧ながらやや手間
また、Gemini関連の設定が含まれることで、セットアップの画面手順が異様に長かったこともデメリットだと思う。筆者は原稿執筆用に全ての手順のスクリーンショットを記録していたのだが、その枚数を数えてみたら50枚弱あった。
もちろん、Gemini関連の利用規約の確認や、各種機能のオン・オフなどを選択するうえで、必要な流れではある。しかし、やはり確認に時間がかかり、セットアップが終わった際の疲労感もあった。
こうした機器類に不慣れな人ではうんざりしてしまうかもしれない。ガジェット類に忌避感のない人でも、ある程度時間に余裕を持って、別のデバイスで不明な機能についてリサーチできる体制を整えてからセットアップに取り掛かるのがベターだろう。
音質は十分良好、操作はアプリやデバイスの天面で行う
セットアップが完了したあとは、まずYouTube Musicで楽曲を再生してみた(※セットアップ時にほかのストリーミング系サービスも選択できる)。
音量は十分に大きく、音質も良好。当然音源による部分もあるが、スピーカーとしては低音域から高音域まで、比較的フラットに調整されていて、不快に感じるポイントは特になかった。
普段からサブスクの音楽配信サービスで楽曲を楽しんでいる方であれば、おそらく不満なく使えるはずだ。音量に関しても、例えば30%も出せば、日本の賃貸だと音が大きすぎると感じるレベルだろう。
筆者の書斎のデスクで再生するならば、20~25%くらいで十分。筆者の体感としては、音質・音量ともに普段使いしているAppleの「HomePod mini」にかなり近い。
なお、楽曲再生等のコントロールは、音声コマンドでおこなうか、アプリからの操作、あるいはデバイスの天面をタップする操作などで行える。なお、天面をタップすると左右にLEDの点が光り、そこをタップすると音量のアップ・ダウン操作が行える。
ちなみに、この操作に関しては、セットアップのなかでまともなチュートリアルが用意されていなかったので、同社の過去のデバイスを扱ったことがない人は、気づかずにスルーしてしまうかもしれないと思った。


