ジョディ・フォスター主演のフレンチ・ミステリー『プライベート・ケース』(2026年7月24日公開 配給:スターキャットアルバトロス・フィルム)の公開にあわせ、『ハートに火をつけて』の期間限定上映が決定した。期間は7月17日から23日までで、上映劇場は、ヒューマントラストシネマ有楽町の1館のみ。鑑賞料金は1,300円均一となっている。上映時間は決まり次第、ヒューマントラストシネマ有楽町のWebサイトに掲載されるとのこと。
『プライベート・ケース』は、ジョディ・フォスターがフランス映画初主演を務めるミステリー×再婚コメディ。共演は、フランス映画界の名優ダニエル・オートゥイユ。
この度、同作の公開を記念して、同じくジョディ・フォスターが主演を務めるクライム・サスペンス『ハートに火をつけて』(1989)が期間限定で上映される運びとなった。今回上映されるのは、デニス・ホッパー監督版ではなく、「アラン・スミシー」名義となったバージョン。「アラン・スミシー」とは、監督が何らかの理由で降板してポストが空席になったり、作品への関与を否定した際に使用された架空の監督名で、『デューン/砂の惑星』(1984)のテレビ放送版や、『ヘルレイザー4』(1996)などでクレジットされた(現在、この名義の使用は廃止)。
アラン・スミシー版の『ハートに火をつけて』は、元々、デニス・ホッパー監督、主演作で、ジョディ・フォスターとのダブル主演で製作が進められていたが、デニス・ホッパーが編集を巡って製作会社と対立し、降板。アメリカでは劇場公開されず、日本やヨーロッパなど限られた地域でアラン・スミシー名義で公開された(のち、『バックトラック』(1995)へとタイトルが変更となり、ホッパー名義で公開)。
『ハートに火をつけて』は、マフィアの殺人事件を目撃した女性と彼女を消すために送り込まれた殺し屋の愛と逃避行を描く。ロサンゼルスの現代アーティストのアン(ジョディ・フォスター)は、偶然マフィアの殺人現場を目撃してしまい、恋人のボブ(チャーリー・シーン)が殺されると、姿をくらます。マフィアに雇われたプロの殺し屋マイロ(デニス・ホッパー)はアンを追跡するが、なぜか彼女への愛が芽生えてしまい、マイロから「死ぬか俺の女になるか」と迫られ、止む無く言いなりになるしかないアンは、次第にマイロの純粋な気持ちに絆されていく、というのが大まかなストーリーだ。20代のジョディ・フォスターの知性と瑞々しい魅力がスクリーンいっぱいに刻まれているのが、この作品の見どころの一つ。アカデミー賞主演女優賞を受賞した『告発の行方』(1988)の後に 撮影された作品であり、『羊たちの沈黙』(1991)で世界的評価を得る以前のジョディの姿を捉えている。少女スターからオスカー女優へと飛躍していく過程にあった彼女の若々しさと圧倒的な存在感を堪能することができる一本だ。
■『プライベート・ケース』ストーリー
パリで精神分析医として成功を収めているアメリカ人医師のリリアン(ジョディ・フォスター)は、長年診てきた患者ポーラ(ヴィルジニー・エフィラ)の突然の死を知らされる。診察を通してそんな兆候はなく、その死が単なる事故ではなく殺人ではないかと疑い、自ら真相を突き止めようと決意する。一方で、状況に関係なく突然涙があふれ出る異変に悩まされるようになったリリアンは、眼科医の元夫ガブリエル(ダニエル・オートゥイユ)を訪ねる。涙の原因はわからなかったものの、事件の捜査を手伝ってもらうことになったリリアンは、元夫を相棒に従え益々大胆に探偵まがいの捜査に乗り出し、やがて危険な真実へと足を踏み込んでいく――。
■『プライベート・ケース』出演者
リリアン:ジョディ・フォスター
ガブリエル:ダニエル・オートゥイユ
ポーラ:ヴィルジニー・エフィラ
シモン:マチュー・アマルリック
ジュリアン:ヴァンサン・ラコスト
ヴァレリー:ルアナ・バイラミ
ピエール:ノーム・モルゲンステルン
■『プライベート・ケース』スタッフ
監督:レベッカ・ズロトヴスキ
脚本:アンヌ・ベレスト、レベッカ・ズロトヴスキ
©LES FILMS VELVET -BUENOS HAIR -FRANCE 3 CINEMA







