電話の着信スクリーニングとは、迷惑電話をシャットアウトするiOS 26の新機能。Apple Intelligenceには依存しないため、iPhone 11以降およびiPhone SE(第2世代)以降であれば利用できます。「設定」→「アプリ」→「電話」画面にある「不明な発信者をスクリーニング」欄で、適切な項目ををチェックすればOKです。
悩ましいのは、選択肢が3つあること。いちばん上の「しない」は、着信スクリーニングをしないという意味なので除外するとして、残る2つの「通話の理由を尋ねる」と「消音」のどちらを選ぶべきか、気になりますよね。
「通話の理由を尋ねる」は、連絡先に登録されていない番号からの着信があった場合、相手に「お名前と用件をお聞かせください」と音声メッセージを流します。画面上には発信者の番号とテキスト化された発言内容がリアルタイムに表示されるので、どこの誰からの着信か把握したうえで応答するかどうか判断できます。テキストが表示されている間は回線がつながっているので、相手の様子を観察でき、問題ない相手と判断すれば切られる前に応答できるメリットがあります。
「消音」は、連絡先に登録されていない番号からの着信があった場合、着信音を鳴らさずに留守番電話の録音が始まります。いわば"知らない人専用の留守電機能"で、いつの間にか録音されたメッセージをもとに回線切断後に判断することになるため、相手の出方を伺いつつ電話に出るかどうか決めるという対応ができません。
どちらを選ぶかは使う人次第ですが、利便性でいえば「通話の理由を尋ねる」がお勧めです。できれば電話に出たくないけれど大切な要件は逃したくない、という場合にはとても重宝しますよ。
