「One more thing」といえば、Appleが年に1度開催する開発者イベント・WWDCの基調講演でときどき登場するお約束のフレーズ。いろいろ発表したあとに、実はもうひとつあるんだ...というニュアンスで、サプライズのある製品・技術を紹介するときに使われます。たとえるなら、隠し球を投げるときの決め台詞ですね。
ときどき登場ということは、使われない年もあるわけで、それだけ意義のあるフレーズともいえます。実のところWWDCでの登場はそれほど多くなく、iPhoneに関するトピックでいえばFaceTime(2010年)、Apple Music(2015年)くらいのものです。ちなみに、直近ではApple Vison Pro(2023年)が該当します。
このフレーズは、むしろWWDC以外でのイベントのほうがインパクトのある製品・技術との関連度は高いようです。たとえば、2014年に開催されたApple Special Eventでは、One more thingに導かれ初代Apple Watchが発表されています。2017年のApple Special Eventでも、iPhone Xが同様の流れで紹介されました。
WWDC 2026では、残念ながらOne more thingというフレーズは聞かれませんでしたが、秋にリリースされるiOS 27のサポートモデルは2019年に発売された「iPhone 11」シリーズ以降、つまりiOS 26でサポートされていた全機種の1年延命が明らかになりました。これぞまさしく「One more year」、なかなか実用的なサプライズだと思いませんか?
