【Yogibo REJECT(初参戦)】
<メンバー>
・ときど選手(2018~2023シーズン出場/7回目)
・あきら選手(2021~2023シーズン出場/4回目)
・鶏めし選手(2022、2023シーズン出場/3回目)
・Leshar選手(初出場)

ときど選手をリーダーに迎え、新たに「SFL」に参入した「Yogibo REJECT(RC)」。「NTPOJA」のあきら選手が移籍し、鶏めし選手も所属選手として参加しています。さらに驚くことに最後のメンバーは韓国のLeshar選手。2024年3月に開催された『スト6』年間王者を決める世界大会「CAPCOM CUP X(CCX)」では、ファイナリストに残る活躍をした春麗使いであり、数多の日本人トッププレイヤーを抑えてチーム入りしています。

チーム編成としては、ときど選手以外は持ちキャラが少ないながら、そのキャラのスペシャリストをそろえています。被りがないうえ、性能がまったく違うキャラのため、アウェイでも十分に対応できるでしょう。Leshar選手は、ある程度日本語をしゃべれるので、試合中の意思疎通は十分可能だと思われます。

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    左から、鶏めし選手、ときど選手、Leshar選手、あきら選手

――まず、今シーズンで使用する予定のキャラクターを教えてください。また、ユニフォームに入っている背番号の由来を教えてください。

ときど選手:ケンと豪鬼を使用する予定です。背番号の77は誕生日の7月7日から取りました。

あきら選手:キャミィです。背番号は、某有名サッカー漫画のストライカーが好きなのと、キャミィはジャンプしてからの攻撃が主力なので、テンキーでジャンプを意味する9にしました。

鶏めし選手:ダルシムです。背番号は1988年生まれなので、88をつけました。

Leshar選手:春麗とEDを使います。背番号は1999年生まれで、99です。

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――Leshar選手、あきら選手、鶏めし選手が「RC」に加入した経緯をお聞かせください。

Leshar選手:ときど選手からお誘いを受けました。ときど選手が私を獲るか、チームと話し合ってくれたそうです。

あきら選手:『スト6』のプロライセンスを持っている人は、チームに連絡する手段がありまして、こちらから「RC」にアプローチしました。そこから私を獲るかどうか検討していただき、入ることになりました。

鶏めし選手:私もこちらから連絡して、いろいろな話をさせていただきました。「RC」もそうですけど、「CR」など新しく参戦するチームに行ってみたかったんです。

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――Leshar選手は、日本の「SFL Pro-JP」としては、初の海外在住の選手になるわけですが、意気込みをお聞かせください。また。昨年まで「SFL Pro-JP」をどう観ていましたか。

Leshar選手:「SFL Pro-JP」は強い人がたくさんいて、試合数も多く、観ていておもしろいです。自分が「SFL」に参加することはほとんど考えていませんでした。誘っていただき、光栄です。

――「SFL」では“ミスター兼業”のイメージのあきら選手ですが、今シーズンから専業になろうとしたきっかけや決め手を教えてください。

あきら選手:今年33歳で、社会人10年目になるんですが、これまでは社会人を続けていくべきだと思っていました。ただ、友人が亡くなったり、近所でコンビニ強盗があったり、人生観が変わる出来事があった1年だったんです。石橋を叩いて渡る性格ではあったんですけど、人生何があるかわからないので、もうちょっと自分の欲望に正直に生きてみるのもいいかなと思いました。

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――「SFL」では助っ人、傭兵のイメージが強いときど選手ですが、チームを率いることについて、どのように考えていますか。

ときど選手:現在のようにeスポーツチームでの参加ではないときに、リーダーを務めさせていただきました。そして、昨年までは「FAV」で助っ人をしました。どちらの立場も知っていますが、やはり助っ人は、楽と言えば楽だったんですよね。

今回は、チーム作りやチームコンセプトを考えるところから参加させていただき、責任の重さを感じています。強いチームを目指していますし、求められているとも思います。現状ではベストなメンバーをそろえることができたので、勝ちにいきます!

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――「RC」は「ディビジョンF」に振り分けられました。印象はいかがでしょうか。

ときど選手:どっちのディビジョンがいいとか悪いとかはそんなにないかな。鶏めし選手が使うダルシムは、ピーキーなキャラクターで、得意不得意がはっきり出ます。なので、相手に影響されやすいのですが、ほかのメンバーはホームでもアウェイでもいけるので、チームとしては安定しています。

あきら選手:キャミィがそろっているディビジョンですよね。そこはちょっと嫌なんですけど、楽しみでもあります。「iXA」はレアキャラのスペシャリストがいるので、対策が必要でしょう。

鶏めし選手:ダルシムが不得意とするキャミィが多いので、厳しいディビジョンだと思います。でも、メンバーのバランスがいいので、対応してくれると思います。

Leshar選手:チームメンバーはみんな強いので、それを信じていきたいです。

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――現時点で気になる選手やチームを教えてください。

ときど選手:ウメハラ選手が戻ってきたのはやはり気になりますね。以前、ウメハラ選手に「1度休んじゃうとキツいよね」って言われたことがあったんです。プレイ自体は休んでいるわけではないですし、ウメハラ選手自体も休んだ感覚はないと思いますが、リーグに1年間出ていなかったので、多少なりともキツい部分があるのではないかと思います。それをどのような形で活躍していくのか注目しています。

あきら選手:「CR」ですね。誰がどう見ても強いじゃないですか。かずのこ選手は個人的にはファンなんですけど、選手としては超えなくてはならない存在。昨年は正直、勝つのが難しいだろうなって挑んだんですけど、今年は「CAPCOM Pro Tour(CPT)」予選やチーム戦の試合で勝てたので、負けないようにがんばりたいです。

鶏めし選手:「SS熊本」です。4人全員が強い。ときど選手が言ったように「SFL」を1年休んだとはいえ『スト6』をずっとやってきたウメハラ選手、そして、ふ~ど選手が、どんなキャラを使って、どんな攻略をしてくるか気になります。ネモ選手やひぐち選手との対戦もすごく楽しみです。

Leshar選手:「CAG」に注目しています。GO1選手とフェンリっち選手は、私が好きなタイトルで活躍していました。『スト6』で一緒に戦えることを楽しみにしています。

――「RC」の魅力、ストロングポイントを教えてください。

ときど選手:このメンバーがそろったことですね。バランスのいい3人とダルシムのよさがあり、勝てるチームになっています。あとは、勝つだけでなく、ファンミーティングをやっていき、応援しがいのあるチームになるようにがんばっていきたい。

――ありがとうございました。

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文章=岡安学
写真=志田彩香

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