ランサーズと第一勧業信用組合は11月5日、全国の金融機関とのネットワークを拡大し、中小企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)支援を目的にした業務提携を開始すると発表した。ランサーズが持つ社外人材活用ノウハウや、地域企業向けのIT人材を第一勧業信用組合に提供することで、フリーランスや副業者などのIT人材と地域企業のマッチングを支援する。

  • ランサーズと第一勧業信用組合による提携のイメージ

ランサーズは今回の業務提携により、人材要件のヒアリングをもとにしたIT人材の紹介を行って、スムーズなDXプロジェクトの開始を支援するという。同社が第一勧業信用組合から地域の企業の紹介を受けることで、同社サービスである「Lancers」に登録する129万人超のフリーランスや副業者の中から、適切な人材を地域の企業に紹介する流れだ。また、IT人材の公募やスカウト業務、人材選定もランサーズがサポートするとのことだ。

もう一つの取り組みとして、社外人材活用ノウハウの提供による効果的なIT人材との協働も目指す。「Lancers」の他にも同社は社外人材の活用を支援するサービスを提供しており、そこで培ったノウハウを第一勧業信用組合を通して地域の中小企業に提供する予定だ。社外の人材を活用する際のポイントや、リモートでの仕事の進め方などに関するノウハウを中小企業に提供することで、より効果的な中小企業とIT人材の協業を可能にするという。