ノーコード開発ツールやモバイルコンテンツ管理システムなどの開発、販売を行うアステリアと熊本県阿蘇郡小国町は11月1日、先日行われた第49回衆議院議員総選挙において、役場からの投選挙管理委員会へ票人数などの報告業務にアステリアのモバイルアプリ作成ツールを活用したことを発表した。

  • 投票者数報告アプリ使用イメージ(同社資料より)

    投票者数報告アプリ使用イメージ(同社資料より)

従来、投開票日には小国町役場の職員が小国町選挙管理委員会に対して投票人数などの報告を数時間おきに行っていたが、電話等での報告において同時刻に一斉集中するため、作業に遅滞が発生。また、報告とは別に集計作業も必要となるため、全般的な作業の効率化が課題となっていた。今回、アステリアのノーコード開発プラットフォーム「Platio(プラティオ)」を活用し、小国町政策課の職員が独自に報告・収集できるアプリを作成。当日は町内13カ所の投票所の役場職員がアプリを活用しスマートフォンで報告するなど、業務効率化に貢献している。

1日で作成し、当日に初めて運用するというタイトなスケジュールで作成された「投票者数報告アプリ」だが、男女別の投票者数などリアルタイムで選挙管理委員会本部との情報共有を実現している。小国町では、日常的に「Platio」を活用した勤怠、検温用、防災用アプリの運用を行っており、そのノウハウも活きている。「投票者報告アプリ」を作成したツール「Platio」は、"あなたの業務を3日でアプリに"をキャッチフレーズに誰でも簡単に素早くモバイルアプリをノーコードで作成できるクラウドサービスで、100種以上のテンプレートから業務に最適なアプリ構築を実現する。