The Vergeは7月1日(米国時間)、「Microsoft’s Blue Screen of Death is changing to black in Windows 11」において、Windows 11では「Blue Screen of Death (BSOD)」の背景色が青から黒に変更される予定と伝えている。BSODは、Windowsで予期しないエラーが発生した際に、青いエラー画面が表示されてクラッシュする現象。日本では「ブルースクリーン」とも呼ばれている。

The Vergeによると、MicrosoftはWindows 11で、このBSODで表示されるログオン画面とシャットダウン画面の背景色を黒色に変更する予定だという。したがって、Windows 11ではBSODは「Black Screen of Death」の略ということになりそうだ。

記事に掲載された画像では、エラー画面には悲しんでいる顔文字とエラーの概要、詳細を確認するためのURLとQRコードなどが表示されているが、これらは現状の青いエラー画面とほぼ変わらないように見える。

BSODはWindows 3.0ではじめて導入されて以来長年にわたって青い画面が使われ続けており、システム管理者にとってはある種のトラウマを感じさせる存在でもあった。「Blue Screen of Death」という通称が付けられること自体が、この青い画面がユーザーの意識に深く浸透していることを表しているとも言える。

BSODが黒に変更される理由は明らかにされていない。The Vergeは、新しいOSに適用している主要な領域に対する視覚的なオーバーホールの一環ではないかと指摘している。