富士フイルム子会社の富士フイルムビジネスイノベーションは6月23日、独自のドキュメントハンドリング・ソフトウェア「DocuWorksシリーズ」の各種ソフトウェアをパッケージ化した「DocuWorks サブスクリプション Suite」を提供開始すると発表した。

  • 従来の受注業務プロセスイメージ

同サービスは、これまで同社が売り切り方式で提供していた「DocuWorks 9.1」「DocuWorks トレイ 2」「DocuWorks Cloud Connect」「DocuWorks 文書情報エントリー 2」をパッケージ化し、サブスクリプションとして提供するもの。

「DocuWorks 9.1」はPC上で紙を扱うような操作性を実現するソフトウェアで、「DocuWorks トレイ 2」はフィスのデスクにある文書受け渡し用のトレイをPC上で電子のトレイとして提供するソフトウェア。「DocuWorks Cloud Connect」は「DocuWorks 9.1」をクラウドストレージに連携させ、クラウドストレージ上の文書を「DocuWorks 9.1」上で表示し、複数の文書をまとめてアップロード/ダウンロードすることを可能にするソフトウェア。「DocuWorks 文書情報エントリー 2」は、スキャンやファクス受信による電子文書へのファイル名付与、属性付与の作業を効率化するソフトウェアだ。

  • 「DocuWorks サブスクリプション Suite」導入後の受注業務プロセスイメージ

同サービスの利用により、従来は人が手作業で行っていたオフィス業務を、自宅などテレワーク環境においてPC上で完結でき、効率化が図ることが可能とのこと。また、サブスクリプション形式での提供であるため、初期投資なしで業務効率化を始められることもメリットだという。

近年、企業ではテレワークやDX(デジタルトランスフォーメーション)による業務効率化の推進が喫緊の課題であるが、業務をデジタルへ移行するためには、業務プロセスの変革や、利用者のITスキルの習得、大規模なIT投資が必要である。しかし同サービスは、これまでの業務プロセスを大きく変えることなく導入可能だとしている。

利用料は1ユーザー当たり月額1540円で、1ユーザー当たり5台までPCを利用できる。同社は、オフィスだけでなく自宅など利用者の労働シーンに合わせた業務を可能にすることで、テレワークをはじめ多様な働き方を支援するとしている。