シスコシステムズとジェイアール東日本企画(jeki)は11月27日、JR東京駅「JAPAN RAIL CAFE TOKYO」の来訪者に向けて、サイネージで観光地への誘客を促進するサービスを実証すると発表した。同サービスはJAPAN RAIL CAFE TOKYO内に設置展開するシスコ デジタルサイネージ「Cisco Vision」を活用し、12月1日から2021年2月28日まで提供を予定している。

サービスの主な内容として、地方活性化の一環で東北エリアの魅力を発信する映像を使用し、観光地の魅力や特産品などの情報を発信する。オリジナルの観光動画コンテンツが持つ映像美に加え、Cisco Visionの多層レイヤー処理機能により、演出動画コンテンツを簡単に追加して重ね、豊かで多彩な表現による観光プロモーションを実現するという。同サービスを通じて、オリジナルの観光動画の魅力を引き出す、多元的に人目を惹きやすいコンテンツにアップデートして発信することで「東北に行ってみたい、触れてみたい」という気持ちを喚起し、誘客につなげる実証を行う。

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また、JAPAN RAIL CAFE TOKYOイベントエリアで実施予定の観光イベントで、遠隔地とつないだライブ感ある演出により旬な情報を体感するプロモーションを行う。

Cisco Visionのマルチ画面機能は、イベント内容にあわせて柔軟なレイアウト変更ができ、クラウドベースのWeb会議システム「Cisco Webex」を活用することで、誘客先の観光地と遠隔でつながり、物理的な距離を越えた観光プロモーションを実現するとしている。これにより、単なる情報発信のみならず、双方向で共感を呼ぶ情報共有の仕組みを実証していく。