大和ハウスグループの大和リースと日本電気(NEC)は11月13日、仕事をする人々が快適に働けるオフィス作りに向けて共創し、その第1弾の取り組みとして12月1日から両社の商品を相互に販売すると発表した。今後両社は、新システムやビジネスの創出に向け共創を続けていく方針。

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具体的には、室内緑化・自然音・アロマなどが五感に作用しリラックス効果や新たなコミュニケーションのきっかけを生み出す、大和リースの空間商品「VERDENIA(ヴェルデニア)」と、ウェアラブルデバイスを用いて従業員の感情を可視化する「NEC 感情分析ソリューション」を組み合わせ、快適に働けるオフィス作りを目指す。

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例えば、ストレスや疲労を感じた際にはVERDENIAでのリフレッシュを促すなど、従業員が心地よく創造的に働けるオフィスを提供することで、人材の継続的な確保や従業員の生産性の向上にも貢献する。

2019年度に東京都の東村山市役所で実施した実証実験では、VERDENIAで過ごした際、対象者の感情がNEC感情分析ソリューション上で心地良い感情(興奮・喜び)へと80%改善することを確認したという。今後は、利用者に疲労やリフレッシュ完了の通知をリアルタイムで行う機能の追加を予定している。