総務省および情報通信研究機構(NICT)は7月8日、起業を志す学生や有望な若手起業家を全国から発掘し、メンタリングやビジネスプランのブラッシュアップなどの育成過程を通して事業化をサポートする「全国アクセラレータ・プログラム」を始動することを発表した。

同プログラムは、全国各地で起業家を支援する「起業家応援団」や自治体等と連携し、「発掘フェーズ」、「育成フェーズ」、「事業化支援・事業拡大フェーズ」と段階に応じて一貫した支援を行うもの。

地区(連携)大会において有望な起業家の卵を掘り起こし、事業計画等をブラッシュアップする育成フェーズを経て、事業化の機会拡大につなげるビジネスプラン発表の場であるDEMO DAY「起業家甲子園・起業家万博」を事業化支援・事業拡大フェーズとして用意。有望なスタートアップには、国内外の大規模展示会への出展機会の提供を行うという。

なお、「起業家甲子園・起業家万博」は、全国アクセラレータ・プログラムの成果発表の場として、東京・丸の内(丸ビルホール&コンファレンススクエア)に全国各地から選抜された学生や若手起業家が一堂に会し、ビジネスプランを披露する全国大会。開催日は、起業家甲子園(学生対象)が2021年3月1日、起業家万博(若手起業家対象)が2021年3月2日が予定されている。

全国アクセラレータ・プログラムへのチャレンジ希望者は、各地で開催予定の地区(連携)大会に応募すること。地区(連携)大会の開催が無い地域では、Webエントリー制度を利用したメンター審査による「起業家甲子園・起業家万博」への道も用意されるということだ。なお、各地で開催される地区(連携)大会の日程については、こちらのPDFを参照のこと。