Q-Successから2020年6月のWebサイト向けLinuxディストリビューションのシェアが発表された。2020年6月はUbuntu、CentOS、Debianのシェアが増加した。0.1%未満のLinuxディストリビューションのシェアがまとまって減少し、Ubuntu、CentOS、Debianといったもともと上位のディストリビューションのシェアが増加する形となった。

上位のディストリビューションの中でも特にUbuntuが増加している。Ubuntuのシェア増加に関してはNet Applicationsも同じような傾向を示しており、Linux市場でシェアを増やしていることはほぼ間違いのないと見られる。来月以降、どのようにシェアが推移していくのかが注目される。

  • 2020年6月Webサイト向けLinuxディストリビューションシェア/円グラフ

    2020年6月Webサイト向けLinuxディストリビューションシェア/円グラフ

  • 2020年6月Webサイト向けLinuxディストリビューションシェア/棒グラフ

    2020年6月Webサイト向けLinuxディストリビューションシェア/棒グラフ

  • Webサイト向けLinuxディストリビューションシェア推移グラフ - 資料: Q-Success提供

    Webサイト向けLinuxディストリビューションシェア推移グラフ - 資料: Q-Success

順位 ディストリビューション 今月のシェア 先月のシェア 推移
1 Ubuntu 42.3% 40.1%
2 CentOS 17.9% 17.0%
3 Debian 17.5% 16.9%
4 Gentoo 2.0% 1.9%
5 Red Hat 2.0% 1.9%
6 Fedora 0.4% 0.4%
7 SuSE 0.2% 0.2%
8 Scientific Linux <0.1% <0.1%

Q-Successは、上位1000万のWebサイト(2013年6月までの上位100万)を調査対象としており、Alexaによって提供されたWebサイトの人気ランキングの3カ月の平均順位を用いている。