米レノボは3月31日(現地時間)、同社の持つITインフラストラクチャー・ソリューションのポートフォリオに「Lenovo ThinkAgile MX1021」と「Lenovo ThinkSystem DM7100」の2製品を追加したと発表した。

Lenovo ThinkAgile MX1021は、レノボのエッジ・コンピューティング向けサーバ「ThinkSystem SE350」にMicrosoft Azure Stack HCIを搭載し、エッジで使用することでレイテンシを削減するとともに、データの生成場所でデータ分析を実行、データセンターまたはMicrosoft Azureのパブリッククラウド環境に直接かつ安全にデータを移動することができるという。

また、Lenovo ThinkSystem DM7100は、Microsoft Azureのクラウド階層化やモビリティ機能との連携により、データ処理の高速化とデータ保護を実現するストレージ・ソリューション。

オールフラッシュおよびハイブリッドフラッシュアレイを採用し、NVMeによるミッションクリティカルなアプリケーションを高速処理しつつ、Microsoft Azureなどのパブリッククラウドプロバイダーのソリューションに対応した、統合型のセキュアなハイブリッド・クラウド機能を提供する。

Microsoft Azureのクラウド階層化機能を統合した、オールフラッシュのパフォーマンスにより、顧客企業は会社全体で一貫したデータ管理を行いつつ、Azureを活用したアプリケーションを導入可能とし、エンタープライズデータの削減機能も引き続きクラウド環境で利用できるため、ユーザーはクラウドの実装規模を最大66%削減できるという。

両製品は、エッジからデータセンター、クラウドまでのプロセスに対応し、小売、製造、交通、ヘルスケアなどの分野で、企業のデータ活用を最適化するとしている。