量子コンピュータシステムを手掛けるカナダD-Wave Systemsは12月10日(米国時間)、NECとの間に、量子コンピュータと既存型コンピュータの機能を組み合わせたハイブリッドサービスの開発を推進する契約を締結、NECより1000万ドルの出資を受け入れることを発表した。

これによりNECとD-Waveは共同でスーパーコンピュータ(スパコン)や古典的なシステムと量子コンピュータ技術を組み合わせたハイブリッド・サービスを開発していくほか、カスタマを交える形で対応するアプリケーションの開発も行っていくとする。

また、これによりNECは、D-Waveの量子クラウドサービス「Leap」の正規販売代理店として、すでに200以上の初期アプリケーション開発が進む日本の企業や大学での活用を背景に、日本市場における販売ならびにマーケティング活動を推進していくとしている。