ソニーから、迫力たっぷりの重低音再生を特徴とするEXTRA BASSシリーズの新しいノイズキャンセリングヘッドホン「WH-XB900N」など、ヘッドホンとイヤホンの新製品が登場します。4機種、10月5日の発売です。

それぞれに“ソニーらしさ”が光る、エントリーからミドルクラスの注目機が出そろいました。発表された新製品のラインナップと、推定市場価格(税別)は下記の通りです。

EXTRA BASSシリーズ

・WH-XB900N<ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン>:27,000円前後
・WH-XB700<ワイヤレスヘッドホン>:17,000円前後
・WI-XB400<ワイヤレスイヤホン>:8,000円前後

その他シリーズのヘッドホン

・WH-C510<ワイヤレスヘッドホン>:5,000円前後

上位モデル譲りのアプリ連携を充実させたNCヘッドホン「WH-XB900N」

  • WH-XB900N

  • WH-XB900N

    ブラック

  • WH-XB900N

    ブルー

WH-XB900Nは、ゆったりサイズのイヤーカップを特徴とする、アラウンドイヤースタイルのBluetooth対応ノイズキャンセリングヘッドホンです。カラーバリエーションはブラックとブルー。落ち着きのある大人向けのカラーリングです。

EXTRA BASSシリーズのワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホンの現行機種、「MDR-XB950N1」からイヤーカップの形状を変更。楕円形にして厚みも薄くしたことによって、装着感が向上しています。本体の重さもXB950N1の約290gと比べて、大幅に軽い約254gになっています。

密閉型のハウジングに搭載するドライバーは約40mm。Bluetooth接続時にハイレゾ相当の高音質を実現するLDAC、aptX HDにも対応しています。ただし、ドライバーがカバーする再生周波数帯域は高域が20kHzまでになるため、高域40kHzの再生が条件になる「ハイレゾ対応」のヘッドホンではありません。有線接続でプレーヤーにつないで音楽を聴くこともできますが、この場合もやはりハイレゾ再生をそのまま楽しむことはできません。

ソニーのラインナップにはハイレゾ再生も可能な上位モデルの「WH-1000XM3」もありますが、WH-XB900Nは、よりカジュアルにいい音を楽しむためのノイズキャンセリング機能を搭載したワイヤレスヘッドホンという位置付けになります。

  • WH-XB900N
  • WH-XB900N
  • たためる構造

また、ソニー独自の音声信号アップコンバート機能「DSEE」を搭載しているので、音楽配信サービスからダウンロード、またはストリーミングする圧縮音源を、CD相当の音質に高めて聴くことができます。

DSEEは、ソニーのヘッドホン向けモバイルアプリ「Sony Headphones Connect」からオンオフできます。同じアプリに搭載されているイコライザー機能を使って重低音再生をさらに強化したり、ノイズキャンセリング機能のオンオフを切り替えることもできます。集音強度を20段階から切り替えられる外音取り込み機能、人の話し声に集中して音をピックアップするボイスフォーカスの機能も、惜しみなく盛り込みました。

右側イヤーカップのサイドパネルがタッチセンサーリモコンになっています。上下左右のスワイプ操作で音量/曲送りができるほか、WH-1000XM3にも搭載されている、イヤーカップに触れている間は外音取り込みモードに素速く切り替える「クイックアテンション」にも対応しました。

  • WH-XB900N

    タッチセンサーリモコンの操作

  • WH-XB900N

    パッケージ内容

内蔵バッテリーによる音楽再生時間は、ノイズキャンセリング「オン」時で最大約30時間。10分間の充電で約1時間の音楽リスニングが楽しめるクイックチャージにも対応しました。フル充電には約7時間かかります。

サウンドはXBシリーズらしく、厚みとインパクトのある重低音再生が特徴です。同時に、立体的な中域に、クリアで伸びのある高域再生も一皮むけました。ノイズキャンセリングは、ハウジングの外側だけにマイクを載せて集音するフィードフォワード方式にのみ対応しています。WH-1000XM3よりも効果は少し浅めですが、再生する音楽のバランスを崩さないナチュラルな効果は快適です。

軽量なオンイヤータイプのヘッドホン「WH-XB700」

  • WH-XB700

  • WH-XB700

    ブラック

  • WH-XB700

    ブルー

WH-XB700は、イヤーカップを耳に載せて身に付けるオンイヤースタイルのワイヤレスイヤホンです。カラバリはブラックとブルーの2色です。WH-XB700には、ノイズキャンセリング機能は搭載していません。BluetoothのオーディオコーデックはaptX、AAC、SBCに対応します。

密閉型ハウジングに搭載するドライバーは約30mm。WH-XB900Nに比べるとややタイトで押し出し感の強い低音と、つながりのよい中高域を特徴としています。Sony Headphones Connectアプリでユーザーの好みに合う音にカスタマイズできる機能や、DSEEは、WH-XB700もサポートしています。

内蔵バッテリーによる連続音楽再生は約30時間。10分間で約90分の音楽再生が楽しめるクイックチャージにも対応します。万が一のバッテリー切れの際には、付属するヘッドホンケーブルで有線再生に切り替えて使えます。

  • WH-XB700

    持ち運びやすいサイズ感

  • WH-XB700

    パッケージ内容。キャリングポーチは付属しません

WH-XB700も、本体は約195gと軽く設計されています。商品パッケージにキャリングポーチが付属していませんが、バッグの中に直接入れて持ち運んでも苦にならないほどのサイズ感です。ノイズキャンセリング機能を搭載するWH-XB900Nには、専用キャリングポーチが付属します。

またWH-XB900NとWH-XB700は、GoogleアシスタントとAmazon Alexaの音声アシスタント機能に対応しています。ペアリングしたスマホと連携して音楽再生、Web情報の検索などがハンズフリーで操作できます。

EXTRA BASSシリーズのネックバンド型ワイヤレスイヤホン「WI-XB400」

  • WI-XB400

  • WI-XB400

    ブラック

  • WI-XB400

    ブルー

WI-XB400は、XBシリーズの新しいラインナップ。左右の本体がケーブルで接続されているネックバンドスタイルの、カナル型ワイヤレスイヤホンです。カラバリはブラックとブルーの2色。

密閉型ハウジングに12mm口径の大型ドライバーを内蔵して、XBシリーズらしいパワフルな音を再生します。WI-XB400はアプリ連携には対応していません。BluetoothのオーディオコーデックはAACとSBCに対応。内蔵バッテリーは最大15時間の連続音楽再生に対応していますが、クイックチャージは約10分で1時間分の音楽再生に対応するバッテリーを充電できます。

  • WI-XB400

    イヤホン部分

  • WI-XB400

    左右のイヤホンにマグネットを配置

  • WI-XB400

    リモコン部分

本体の重さは約21g。柔らかくて軽いネックバンドを採用しています。ハウジングの背面にマグネットを搭載して、聴いていないときには首もとにたばねて身に付けられます。ケーブルはからみにくいフラットケーブル。パッケージにはハイブリッドイヤーピースが4サイズ付属しています。

とにかく軽いエントリー向けヘッドホン「WH-CH510」

  • WH-CH510

  • WH-CH510

    ブラック

  • WH-CH510

    ブルー

  • WH-CH510

    ホワイト

WH-CH510はエントリー価格帯のワイヤレスヘッドホン。BluetoothオーディオコーデックはAACとSBCに対応です。オンイヤースタイルとしたコンパクトな本体は約132gと、驚くほど軽く作られています。カラバリ展開はブラック、ブルー、ホワイトの3色。

密閉型のハウジングには30mm口径のドライバーを搭載。内蔵バッテリーで最大35時間の音楽再生が可能。10分の充電で1.5時間のリスニングができるクイック充電にも対応しました。本体の機構は、イヤーカップを回転させてコンパクトに持ち歩ける2Dスイーベル折りたたみ対応です。

ソニーの高音質・多機能なヘッドホン、イヤホンを、手ごろな価格で楽しみたいユーザーにとって、EXTRA BASSはベストマッチするシリーズです。音質は低音がよりクリアになって、デザインもシックになった2019年のシリーズ最新モデルは、大人から若い音楽ファンまでに幅広く推薦できる注目機です。