英Nothingは7月7日(現地時間)、完全ワイヤレスイヤホン「Ear (3a)」を発売した。前モデル「Ear (a)」からサウンドとアクティブノイズキャンセリング(ANC)を強化し、新たにオーディオ録音機能を搭載する。カラーはピンク、イエロー、ブラック、ホワイトの4色。イヤーチップにはXSサイズが追加され、4サイズから選べるようになった。価格は15,800円(税込)である。

Ear (3a)は、透明感のあるデザインを保ちながら、より丸みを帯びた遊び心のあるフォルムに仕上げられている。本体とケースのデザインやカラーには、ブリスターパックやLove Hulténのシンセサイザー、初期のiMacなどから着想を得たという。

サウンドとノイズキャンセリング

「Ear (a)」と比較して口径が1mm大きい12mmダイナミックドライバーを採用し、低音域を最大5dB強化したほか、全体の解像感も高めた。ワイヤレスハイレゾオーディオに対応し、LDACコーデックをサポートする。最大24bit/96kHzの高音質再生が可能である。

ノイズキャンセリングは、音響メッシュとANCアルゴリズムの改良により、より広い周波数帯域でのノイズ低減が可能となった。人の声の周波数帯域で最大6dB、最大で45dBのノイズ低減性能を実現したという。周囲の環境に応じて強度を自動調整するアダプティブANCや、外音取り込みモードを備える。

通話+オーディオをキャプチャ

Ear (3a)はイヤホン本体に32MBのフラッシュメモリーを内蔵し、イヤホンで直接、音声を録音・保存できる。

具体的には、両耳のイヤホンを同時につまむ操作で「オーディオスナップショット(Audio Snapshot)」機能が起動し、再生中の音声を最大1分間キャプチャできる。録音には操作前の最大30秒分も含まれるため、聞き逃した内容を後から確認しやすい。保存された音声はNothing Xアプリに同期され、再生、編集、文字起こし、共有などに利用できる。

オンライン会議や通話の録音にも対応する。1回のセッションで最大約2時間の録音が可能で、終了後はNothing Xアプリで再生、編集、再生速度の変更、文字起こしや要約の作成が可能となる。通話や会議を録音する際には相手にプライバシー通知が行われる。

バッテリー駆動時間は、ANCオン時でイヤホン単体が最大6時間、充電ケース併用で最大25時間。ANCオフ時はイヤホン単体で最大10時間、ケース併用で最大42時間となる。5分間の充電で約1時間の再生が可能。接続はBluetooth 6.0に対応し、2台の機器に同時接続できるマルチポイントに対応する。防塵・防滴性能はIP54で、汗や小雨に対する耐性を備える。

ケースには、ステータス表示用に3つのLEDを並べたライトを採用した。バッテリー残量、充電、ペアリング、初期化、ファームウェア更新、エラーアラートなどを光のパターンで示す。