Canonicalは2019年8月22日(米国時間)、「Useful security software from the Snap Store|Ubuntu」において、パッケージ管理システム「Snap」に登録されている使いやすいセキュリティ系アプリケーション5選を紹介した。Canonicalは2019年7月、同様に生産性を改善するおススメのアプリケーションの紹介を行っている。
アプリケーション | 内容 |
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KeePassXC | パスワード管理アプリケーション。現在のユーザーはサイバー攻撃への対処方法としてパスワードの再利用を避け、アカウントごとに異なるパスワードを使うようになってきている。このケースでは数百といったパスワードを記憶する必要が出てくる。KeePassXCはそうした問題の解決に役立つパスワード管理アプリケーション。ユーザー名、パスワード、メモ、Webサイトへのリンク、添付ファイルなどのエントリを暗号化して管理できる |
BitWarden | パスワード管理アプリケーション。利用するにはアカウントの作成が必要。BitWardenは強力なセキュリティ機能を使用し、デバイス間で暗号化されたアカウント情報を共有することが可能 |
secrethub-cli | データベースパスワードやAPIトークンなど、システム開発時に利用する機密データを管理するためのツール。開発チームやITインフラストラクチャにおいて安全にパスワードの共有などを実現するための機能を提供する |
Wormhole | 2つのエンドシステム間で安全にファイルを交換するためのアプリケーション。電子メールやファイル共有サービスよりも安全に相互にデータをやり取りすることができる |
Livepatch | システムを再起動することなくリアルタイムにセキュリティパッチを適用するためのツール(なお、Livepatchを稼働させている間にカーネルファイルをセキュリティパッチが適用されたものに置き換え、システム再起動後には更新後のカーネルが使われるようにするといった運用を行う。Livepatchのみでセキュリティパッチの適用を続けるといった使い方は通常は行わない) |
SnapはCanonicalが開発を進めているパッケージ管理システム。Ubuntuのみならず主要なLinuxディストリビューションを含む40ほどのディストリビューションで利用可能。これまでのパッケージ管理システムが抱えていた問題の解決が実現されており、より広く利用できるLinuxパッケージ管理システムとして注目度が高まっている。