Microsoftは米国時間2019年4月23日、Visual Studio Code用の拡張機能であるPythonを更新したことを、公式ブログで発表した。なお、翌日24日には簡易的な修正を加えたバージョン2019.4.1に更新している。Visual Studio Codeの拡張機能もしくは、Visual Studio Marketplaceから入手可能。

  • Pythonコード実行後の変数を可視化(公式ブログより抜粋)

    Pythonコード実行後の変数を可視化(公式ブログより抜粋)

84カ所の改良や修正が加わったバージョン2019.4.0では、Pythonの対話モード(Python Interactive Mode)使用時にコードを実行すると、データビューアーを通じてリストや配列、変数をウインドウ内に表示する機能を追加した。ただし、データビューアーを利用するにはpandas 0.20以降が必要となる。デバッガの設定プロセスを簡素化したのも変更点の1つ。「F5」キーなどで実行するデバッグ開始時に構成を選択するだけでよい。構成が存在しない場合、JSONファイルを編集せずにメニューから操作できる。Python Language Serverに対してもいくつかの修正と改良が加わった。バージョン0.2で削除したシンボルの名前変更や定義への移動、すべての参照検索を再追加し、pandasやPlotly、PyQt5といったライブラリーをインポートする際の時間やメモリー消費量を改善している。その他の変更点はChangelogをご参照いただきたい。

阿久津良和(Cactus)