Apache Software Foundationは3月21日(米国時間)、「The Apache Software Foundation Announces Apache Unomi as a Top-Level Project : The Apache Software Foundation Blog」において、Apache Unomiをトップレベルプロジェクトとして承認したと発表した。Apache Unomiはスタンダードベースで開発されたカスタマデータプラットフォーム(CDP:Customer Data Platform)で、既にプロダクトとしてバージョン1.3が公開されている。

  • Apache Unomi: The Open Source Customer Data Platform - Apache Unomi logical architecture

    Apache Unomi: The Open Source Customer Data Platform - Apache Unomi logical architecture

カスタマデータプラットフォームは主にマーケターが顧客情報を管理するために用いるソフトウェア。マーケターはさまざまなリソースから得られる顧客に関するデータを統合して管理することで、より効果的なマーケティングを実施していくことを狙っている。カスタマデータプラットフォームはそうした場合に使われるソフトウェア。

このプロジェクトはもともとJahiaで開発されていたもので、2015年10月にApache Incubatorに移行している。類似するカスタマデータプラットフォームソフトウェアと比較したApache Unomiの特徴は、オープンソース・ソフトウェアとして提供されていること、機能が多岐にわたること、"Do Not Track"といったプライバシー機能に配慮していることなどが挙げられる。