Microsoftは現地時間12日、WebサイトやWindowsアプリケーションのアクセサビリティチェックツール「Accessibility Insights」をオープンソースで公開した。公式サイトにはChromeエクステンションとWindows用のバイナリを用意。GitHubにはそれぞれ(Windows/Web)ソースコードが公開されている。

Deque Systemsのオープンソーステクノロジーをaxeをベースに作られたAccessibility Insightsは、単独のツールとしてアクセシビリティの問題点をチェックすることも独自のルールを設定したチェックツールとして、プログラムに組み込んで利用することも可能な開発者のためのツール。

Chromeに拡張機能をインストールして試してみると、数分でもっとも一般的であるアクセシビリティの課題を抽出するFastPass、より詳細な項目のチェックが可能なAssessment、限定的な項目をビジュアルで表示させるAdhocと複数のツールが搭載。実行するとWCAG(Web Content Accessibility Guidelines)などガイドラインに沿ったアクセシビリティ上の課題が表示される。

  • Accessibility Insights Web版の様子

    Accessibility Insights Web版の様子

同社Developer Services部門のGMであるKeith Ballinger氏は、公式ブログでその詳細を述べているが、我々の製品はより多くの人々にアクセスしやすくなることによって成り立っており、コミュニティとともによりよいプロダクトを推進していくとオープンソース化について述べている。