iPhone XS MaxとApple Watch Series 4の発売から一週間。実際に使ってみると、発表会で聞いた情報通りだなぁというところもあれば、使ってみて初めて気付くところもあります。いろいろと試しながら、リアルに使い込んでみた実感レポートをお届けしたいと思います。
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大きな画面って、実際どうなんでしょう…
大きいことは良いこと、なのか?
iPhone史上最大となる6.5インチ画面搭載のiPhone XS Max。何はともあれ、最初に気になるのは大きさですよね。昨年iPhone Xを手にしたときは、iPhone 7より本体サイズは少し大きくなっただけなのに、画面はすごく大きくて不思議な気持ちになったのですが、Maxはこれまたさらに大きいわけです。
うん、大きい。とは感じましたが、操作性もアイコンの並びも変わらないから違和感なさすぎで、すぐ当たり前になってしまう気がしました。しかし、Instagramを開いてみてハッとしました。これまでよりすごく情報量が多いんです。
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単純に画面が広くて表示される量が多くなる、というのもありますが…
情報量というのは、単に画面が広いために一度に表示される分量が多いということもありますが、それ以上に、画像の表示エリアが広がることで写真のディテールが訴えてくるものが増えているんです。
特に風景とか、光の表現にこだわったキレイな写真は質感が増して、人の目ってそれだけで惹きつけられるものなのだと驚きました。写真が示したいものの「意味」は小さな画面でももちろん理解できますが、それ以上のものを受け取れるかどうかで写真に対する感じ方も変わってきます。
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画面をカメラで撮っている時点で伝わらないとは思いますが……違うんです、ディテールの見え方が
大きいということは数字でわかっていましたが、それが具体的にどんなふうに違うのかは、使ってみないと実感できないものですね。
インスタでこれですから、映画なんか見た日には推して知るべし……なのかもしれませんが、まあそっちはこだわればいくらでもゴージャスなAV機器がありますからね。むしろSNSなんかの「いつもの写真」が、見る側の都合でグレードアップするということの方が影響が大きい気がします。
大きいことは良いことだ。おおよそは
すでに多くの方がレビューで書かれているように、XS Maxの本体はそこまでデカくありません。少なくとも、iPhone 8 と8 Plusみたいな違いはなくて、XSより「気持ち大きい」くらいです。
とはいえ、女性にとっては片手で扱えるモノではありません。私の場合、iPhone Xの時点ですでに体感で5割くらいは両手で操作していましたが、XS Maxでは7割は両手操作が必要な感じです。片手でいけるのはロック解除からSafari、メール、SNSなどの閲覧くらいのもので、入力しようとするともう無理です。アプリ開発者の皆さん、メニューボタン系はなるべく下に置いていただけるとありがたいです。
重さも片手操作を難しくしています。持ったままダラダラ使っている時などに、ふと重さに気付く瞬間が訪れます。
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よくやるこの持ち方。しばらく持っていると小指にじわじわきます
純正レザーケースを付けた状態で、重さは約233g。分厚い文庫本くらいはありそうだと思って量ってみたところ、ハヤカワ文庫「一九八四年(新訳版)」よりは軽いのですが、なぜか体感でずっしりくるのはiPhoneの方です。
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iPhone 233gに対して、「一九八四年」は277g。手帳型ケースを付けたらいい勝負になるかも
思ったほどデカくないとはいえ、これを服のポケットに入れて歩き回れるかと言われたら、NOです。なので出かけるときはカバンのポケットが定位置なのですが……通知を見落としたり着信を取り逃がしたりしちゃうんですよね。iPhoneが大きいほどApple Watchがあると助かる、というのも今回実感したことのひとつです。
iPhoneをカバンに入れっぱなしでも、通知や着信があればApple Watchが振動で知らせてくれます。通知の内容もチラ見できるから、後でもいいものはそのままスルーして、即レスが必要な場合のみiPhoneを取り出せばOK。そもそも、Apple Watchに通知が届くのをメールやメッセージなど大事なアプリのみに絞っておけば、余計な通知に煩わされずに済むようになります。
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Apple Watchも、シリーズで初めて画面サイズが大きく。これについてはまた今度
iPhoneはこの数年で、肌身離さず手にするモノのサイズ感からはだいぶ離れてしまいました。大きいことはおおよそ良いことですが、自分を常時接続させるためのツールとして使うなら、そしてそれをできるだけ必要な内容に絞るなら、Apple Watchとのコンビが今のところベストな選択のように思います。
