パナソニックは12日、米スタートアップ企業BrainofT,Incへの出資を発表。AIを活用したスマートホームシステムの開発で連携していくことを発表した。

スタンフォード大学の人工知能博士号持つ同社CEO Ashutosh Saxena(アシュトシュ・サクセナ)氏がメンバーとともに開発するCaspar(キャスパー)AIは、AI技術を活用するスマートホームシステム。各部屋の照明の点灯や色、カーテンの開閉や音楽など"キャスパー"と呼びかけて制御する様子が公式サイトに動画で公開されている。続けざまに"バスルームライト マゼンタ"、"ミュージックモード"、"ウエイクアップモード"や"スリープモード"と魔法のように居住空間を変えられる。またAIを用いた学習は、利用者の嗜好を学び、指示を出さなくても、自動で家を快適にコントロールしてくれるなど夢が広がる。

CEOのAshutosh Saxena氏は、今年の6月にMITの「35 Innovators Under 35 Entrepreneurs」(35歳未満35人のイノベーター)に選出。モーションや湿度、マイク、カメラなどセンサを用いて自動化された快適なアパートメントはアリフォルニアや東京での導入実績も多く、そのイノベーティブな試みが称えられている。

パナソニックは、BrainofT,Incへ出資するとともにAIを活用したスマートホームシステムの開発で連携をスタートさせたことを12日に発表、"スマートホームを実現する統合技術を進化させ、パナソニックが今後取り組むソリューションへの適用を通じて、よりよいくらしをお客さまに提供して参ります"とAI活用のスマートホーム開発を加速していくことを明らかにしている。