パナソニック7月3日は、セキュリティシステム「i-PRO EXTREME シリーズ」の新製品として5Mピクセル ネットワークカメラの屋外ドームタイプ「WV-S2550LNJ」、屋外ボックスタイプ「WV-S1550LNJ」の2機種を10月から発売すると発表した。価格はいずれもオープン。

  • 「WV-S2550LNJ」と「WV-S1550LNJ」の外観

    「WV-S2550LNJ」と「WV-S1550LNJ」の外観

両製品の特徴として「高解像度5Mピクセルイメージセンサの搭載」「低照度環境でもカラー撮影が可能」「スマートコーディング技術搭載のH.265エンジンを使用した低ビットレート高画質ストリーム」の3点を挙げている。

高解像度5Mピクセルイメージセンサの搭載については、幅広い範囲を撮影することを可能とし、5Mピクセルで撮影された映像はフルHDよりも高解像度であるため、約1.8倍の広い監視エリア(面積)を1台でカバーすることができるという。これにより、屋外駐車場のような広い監視エリアシーンにおいてより広範囲にわたり、人(顔)・車(ナンバー)の識別が可能としている。

  • フルHDと5Mピクセルとの比較イメージ

    フルHDと5Mピクセルとの比較イメージ

低照度環境でもカラーで撮影が可能な点に関しては、カラー高感度化技術により、夜間のような低照度環境(カラー最低照度は0.07ルクス)でも服や車の色の識別性を向上させ、映像監視の中で重要な要素である色の情報を正確に把握することができるという。また、スーパーダイナミック機能の併用により、照度差のある映像もライトの光源など明るすぎる部分の光を抑え、暗い部分を明るくすることで必要な情報を確認しやすくすることが可能。

  • 低照度環境のイメージ

    低照度環境のイメージ

低ビットレート高画質ストリームでは、従来のH.264圧縮方式に加えてH.265圧縮方式に対応し、スマートコーディング技術と組み合わせることで、5Mピクセルの高画質映像でありつつ、ネットワークへの負荷や記録コストを削減するという。

そのほか、カメラがシーンを自動識別して設定を自動的に最適化することで、映像の識別性を向上させたiA高画質、 暗号通信、改ざん検知機能を搭載することでセキュア性を向上。さらに、アドバンスド親水コートにより降雨時でも良好な画像視認性を実現したほか、梱包箱を開けずにセッティングを実現する「簡単キッティング梱包」を採用している。