楽天は23日、同グループの研究開発機関である楽天技術研究所と会津大学による共同研究において、楽天技術研究所が開発した「遠隔スタイリング支援システム」を搭載する電気自動車「リモートファッションコミュニケーションビークル」を用いて、デジタルサイネージを活用した次世代型のお買い物体験を提供する実証実験を実施したことを発表した。

  • プレ実験時の様子

    プレ実験時の様子

この実証実験は、来客者が電気自動車後部に設置するスタイリングルームに入り、デジタルサイネージを通して遠隔からショップ店員がスタイリング提案を行うもの。来客者は、デジタルサイネージ上に表示されるQRコードを読み込むことで、気に入った商品を楽天が提供するインターネット・ショッピングモール「楽天市場」で購入できる。

楽天技術研究所はこれまで、インターネットを活用した新しい店舗システムのプロトタイプ開発および実店舗での実証実験に取り組んでおり、その成果として同システムを開発した。今回のIT技術を用いた地域課題の解決に取り組む会津大学との共同研究は、その研究の一環として2018年5月よりスタートし、このたび実証実験を実施したとしている。

実施にあたっては「楽天市場」に出店するレディースファッション店舗「イーザッカマニアストアーズ」の協力を得るとともに、同店舗と会津大学との議論で挙げられた、オフラインのショッピング体験における地域的制約、物理的制約、心理的制約の3つの課題の解決を目指したという。また、売り手側の就業環境について、育児や介護の都合で店頭に出られないスタッフが在宅で勤務できるようにするなど、新しい働き方の実現を図るということだ。

なお、実証実験の日時は7月23日11時〜15時、場所は福島県会津若松市の美工堂前。電気自動車提供は日産自動車「e-NV200」で、接客提供はズーティー(ショップ名「イーザッカマニアストアーズ」)となっている。

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