Linux Foundationは28日(現地時間)、ブロックチェーン技術の進化を目指すオープンソース共同開発プロジェクト「Hyperledger」に新たに14社/団体が加盟したことを発表した。

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Hyperledger公式サイト

「Hyperledger」は、2016年2月に30社(ABN AMRO, Accenture, ANZ Bank, Blockchain, BNY Mellon, Calastone, Cisco, CLS, CME Group, ConsenSys, Credits, The Depository Trust & Clearing Corporation (DTCC), Deutsche Börse Group, Digital Asset Holdings, Fujitsu Limited, Guardtime, Hitachi, IBM, Intel, IntellectEU, J.P. Morgan, NEC, NTT DATA, R3, Red Hat, State Street, SWIFT, Symbiont, VMware and Wells Fargo. )のメンバー企業を中心に立ち上げられたオープンソースのプロジェクトで、台帳の分散処理で改ざんを防ぐブロックチェーン技術の活用をファイナンスやIoT、サプライチェーンなど業界の壁を越えたジャンルで促進している。

年々参加団体を増加させる「Hyperledger」は現在5件のHyperledger Frameworksと5件のHyperledger Toolsの計10件のブロックチェーンプロジェクトを稼働させており、1月末には「Hyperledger Sawtooth 1.0」、3月末にはブロックチェーン技術のベンチマークプロジェクト「Hyperledger Caliper」のインキュベーション、同じく3月末には「Hyperledger Fabric 1.1.0」をリリースするなど活発な活動成果を発表している。

今回、新たにゼネラルメンバーとして、Beijing Truth Technology、Blockchain Technology Partners、CULedger、Greenstream Technology、KompiTech、MATRIX Foundation、REMME、Ripple、Shenzhen Rongxun Technology、Spin Systems、Versia、Xiilab Co.の12社と事前承認された会費無しのアソシエイトメンバーにCambridge Centre For Alternative Finance (University of Cambridge)とKerala Blockchain Academyの2団体がHyperledgerプロジェクトに加わり、14組織が加盟、25カ国231団体が加盟するコミュニティへと成長している。Hyperledgerのエグゼクティブディレクター、Brian Behlendorf氏は、コミュニティの成長はブロックチェーンがビジネスシーンにもたらすインパクトに世界が目覚めたことを表しており、ビジネスクリティカルなデプロイメントに欠かせない重要な鍵になる旨のコメントを発表している。