仮想通貨取引所「Zaif(ザイフ)」を運営するテックビューロは12月27日、同社役員・従業員を対象としたインセンティブについて、Zaifで扱う5種類の仮想通貨と10種類のトークンで付与する制度を2017年12月から導入すると発表した。

同インセンティブ制度は、入社3カ月を経過したテックビューログループの役員と従業員全員を対象としてもので、一定の業務評価に基づき、毎月の給与に上乗せで30%相当の仮想通貨またはトークンが付与される。

付与前日に対象の仮想通貨やトークンにおける交換レート(前月平均レート)が算出され、翌月末に各自が開設した「Zaif」取引所口座へ付与される仕組みだ。

対象となる役員と従業員は、仮想通貨およびトークンを取引する際の課税要件について理解し、納税義務が成立することに同意する誓約書をテックビューロと取り交わすことで受給権を獲得する。

なお、仮想通貨またはトークンの選択権はなく、会社のポートフォリオに応じて配布されるという。