Rise of the Tomb Raider(グラフ25~33)

SQUARE ENIX
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Geothermal Valley(グラフ25~27)を見てみると、Ryzen R7 1800Xはちょっと落ち込み気味(ただしFull HDのみ)であるが、Intel3製品はあまり差が無い(グラフ25)。Core i7-7700Kがやや低いが、全般的に2fps程度だから大きな差とは言いにくい。

最大フレームレート(グラフ26)はFull HDでやや暴れ気味だが、その後は収束方向に向かう。おまけに4KだとCore i5-8400が最高速だったりするように不思議な結果となっている。最小フレームレート(グラフ27)も暴れているのはFull HDだけで、その先はほぼ収束している感があり、差がないとして良いと思う。

Prophets Tomb(グラフ28~30)も似た傾向で、Full HDのみRyzen R7 1800Xがやや落ち込み気味だが、その後は急速に差がなくなる(グラフ28)。最大フレームレート(グラフ29)はちょっと不思議な傾向であるが、最小フレームレート(グラフ30)は更に不思議である。

通常こうした横棒傾向の場合、GPUが一緒ならフレームレートの高さがCPUの処理性能を示す(比例するかどうかはまた別)わけだが、なんとなく判然としない感じである。Core i7-8700Kが優勢であることは間違いないのだが、どの程度明確な性能差があるか? と問われると、それほど大きくないように感じられる。

Spine of the Mountain(グラフ31~33)はさらに極端である。平均フレームレート(グラフ31)だともう性能差無しとしてもよい(Full HDで5fps強、4Kで2fps)くらいの差だし、必ずしもRyzen R7 1800Xが一番遅いとかCore i7-8700Kが最高速とかではないからだ。

最大フレームレート(グラフ32)だとCore i7-8700KとRyzen R7 1800Xに差が無い(というか、Ryzen R7 1800Xの方が微妙に上)とか、最小フレームレート(グラフ33)もFull HDを除くと差がほとんど無いとかいう結果を見ると、もうCPUの性能差はわずかで、測定中の揺らぎによる部分のブレの方が大きいようだ。Ryzen R7 1800Xはブレがやや大きい気がするが、だからといって明確にCore i7-8700Kが最高速だとはこれらの結果からは言い切れない。