freeeは9月14日、「クラウド会計ソフト freee」において、セールスフォース・ドットコムが提供するクラウド型の営業支援・顧客管理ソフト「Salesforce Sales Cloud」と請求データに関するAPI連携を行い、同日より連携アプリ「freee for SFA」の提供を開始した。

これまでは一般的に、営業担当が利用する営業支援システム(Sales Force Automation:SFA)と経理担当が利用する会計システムとの間には、請求に関わる面倒な業務が存在していた。また、複雑かつ煩雑な業務フローは、営業システムと会計システム間の分断を招いてしまうため、会計ソフト上のデータを正確かつリアルタイムにSFA上に反映することが難しいという課題があった。

今回、「Sales Cloud」と「クラウド会計ソフト freee」がAPI連携で請求データをシェアすることによって生まれた連携アプリ「freee for SFA」を利用することで、これまで経理担当が行っていた請求書発行と入金確認作業を、営業担当が「Sales Cloud」上で行うことが可能になり、経理担当との請求・入金にかかるコミュニケーションが不要になるという。

また「Sales Cloud」上に入金データが自動で反映されるため、営業担当は正確な売上分析がリアルタイムで可能になり、未入金督促が効率化されることから、売掛金の早期回収が実現し、キャッシュフローの改善につながるとしている。

導入前後の比較イメージ