14.5時間のバッテリ駆動を実現するノートPC、Surface Laptopについては、「自身の鼓動が激しくなるような美しさを感じ取ってほしい」(Panay氏)と情緒的な表現でアピール。

また、元々が文教向けを意識して発表されたデバイスのため、ターゲットを学生に絞っているように感じた。「多くの学生はMacBook AirやMacBook Proを使っているが、(それよりもSurface Laptopは)薄くて軽い。MacBook Airよりも50%も速く、もっともバランスの取れたラップトップ」(Panay氏)と長所を並べた。

壇上に並んだ4色のSurface Laptop。ただし、コバルトブルー、バーガンディ、グラファイトゴールドは後日リリース予定

正直なところ、Surfaceシリーズで2in1 PC市場を開拓したMicrosoft/日本マイクロソフトが、改めてノートPC分野に進出することを不思議に感じる読者もおられるかもしれない。その背景には米国の文教向け市場でWindowsが劣勢になりつつあり、GoogleのChromebookの成長が顕著であることが挙げられる。個人的には机の用意がない発表会では、2in1 PCのキーボードが打ちにくい場面も少なからずあったため、食指が動いた。

Surface Laptopをリリースした理由としてPanay氏は「ラップトップの需要は高い」と述べていた

Surface Laptopの税別参考価格も、カラー:プラチナ、CPU:Core i5-7200U、メモリ:4GB、ストレージ:128GBモデルが126,800円、カラー:プラチナ、CPU:Core i5-7200U、メモリ:8GB、ストレージ:256GBモデルが146,800円と、Surfaceデバイスとして安価な部類に含まれる。最大14.5時間というバッテリ駆動時間も魅力的だ(詳細はニュース記事「日本MS、Windows 10 S搭載の『Surface Laptop』を7月20日に国内販売」に詳しい)。

発売日が7月20日と少々先であることと、次に紹介するSurface Proが存在しなかったら衝動買いしていたかもしれない。

Surface Laptopは7月20日から発売開始

Surface LaptopにプリインストールされるWindows 10 Sは、2017年中であれば無償でWindows 10 Proにアップグレード可能