そして、2in1 PCの本命となるSurface Proは、これまでと違ってナンバーリングを取り除き、ただの「Surface Pro」となった。Panay氏は、この新しいSurface Proシリーズについて「革新的な機能を追加することで次のステージに進む」と述べている。なお、Microsoft社内では"New Surface Pro"という呼称を用いているという。

会場に並んだSurface Pro。m3モデルやi5モデルはファンレスとなる

重量的にはSurface Pro 4と同じながらも手にした感覚では軽く感じた

800の新パーツで本体をブラッシュアップ

新しいSurface Proはディテールにこだわった製品である。CPUこそ第7世代Intel Coreを実装しているが、Surface Pro 4と見比べると大きなスペック差はない。だが、「ホームファクターは同じだが、800におよぶ新パーツで微妙な変化を加えている。その結果排熱機構もカメラも目立たなくなった」(Panay氏)。また、カスタムシリコンをディスプレイに組み込んで色再現性の向上も実現。この辺りはSurface Studioと同じ技術を用いているそうだ。

Surface Penは今回別売り。またPanay氏がアピールした筆圧検知機能はSurface Proとの組み合わせが必要だが、今後ファームウェアの改善で古いデバイスでも使える可能性も拭い切れない

会場ではプロ書道家による「Zen Brush 2」を使ったデモンストレーションを披露。こちらは6月中旬により提供を開始する

仕様の詳細はニュース記事「日本MS、新『Surface Pro』を6月15日に国内販売 - 税別105,800円から」に譲ろう。気になる価格は、税抜参考価格ベースで、CPU:Core m3、メモリ:4GB、ストレージ:128GBモデルが105,800円(法人向けは93,800円)。

CPU:Core i5、メモリ:4GB、ストレージ:128GBが126,800円(法人向けは114,800円)。

CPU:Core i5、メモリ:8GB、ストレージ:256GBが146,800円(法人向けは134,800円)。

CPU:Core i7、メモリ:8GB、ストレージ:256GBモデルが190,800円(法人向けは178,800円)。

CPU:Core i7、メモリ:16GB、ストレージ:512GBモデルが259,800円(法人向けは247,800円)。

CPU:Core i7、メモリ:16GB、ストレージ:1TBが315,800円(法人向けは303,800円)と6モデルを用意する。

いずれもSurface Pro 4とほぼ同等の価格設定だが、今回注意すべきは、筆圧感知機能が4,096段階に向上し、傾き検知も備わったSurfaceペンが別売りとなる点だ(税別参考価格:11,800円)。