TMPGEnc Video Mastering Works 6 V6.1.5.26(Discrete GPU)

ペガシス
http://www.pegasys-inc.com/ja/index.html

ペガシスはこれまでのTMPGEnc Video Mastering Worksに変えてTMPGEnc Authoring Worksという新製品を投入したためもあってか、最新バージョンのV6.1.5.26がリリースされたのは2016年5月でしばらくアップデートが無い。

とはいえ、TranscodeのためだけにAuthoring Worksを購入する人も少ないだろうし、Authoringには単にCPUだけでなく高速な大容量SSDも必要になってくるから、今回の趣旨には外れると判断してMastering Works 6のままでテストを行った。

ちなみにテストであるが、ちょっと従来とパラメータを変えている。元ソースはここからダウンロードできる、Tears of Steelの4K 3840pixel wideのmovファイル(24fps、12:14、17616フレーム)である。これを利用し、

  • H.265:フォーマットはH.265/HEVC。プロファイルはMain 10@Level 6.2、エンコーダはx265、システムストリームはMP4として出力。フレームレートと画面サイズは変わらず。VBR。
  • H.264:フォーマットはH.264/AVC。プロファイルはHigh@Level 5.1、エンコーダはx264、システムストリームはMP4として出力。フレームレートと画面サイズは変わらず。VBR。

という2種類の出力でトランスコードを行い、その際の所要時間から変換速度を算出した。

さて結果がグラフ39であるが、ここでもKabyLakeが5%程度のフレームレート改善が見られており、とりあえずこうした「CPUブン回し」処理には性能を発揮することが明確に示された形だ。