NTTデータは7月27日、公的個人マイナンバーカードの公的個人認証サービスを活用した本人確認ソリューション「BizPICO」を7月28日より本格的に提供開始すると発表した。

「BizPICO」は、マイナンバーカードに埋め込まれたICチップの中に格納されている公的個人認証アプリケーションを利用することで、民間企業におけるオンラインでの確実な本人確認を可能とするもの。

本人確認ソリューション「BizPICO」の概要

犯罪収益移転防止法・携帯電話不正利用防止法に対応した本人確認機能に加え、「利用者認証機能」、「証跡データ保管機能」、「証明書失効通知管理機能」を提供する。

本人確認機能は、マイナンバーカード保有者がカード交付時に窓口で設定した暗証番号を入力することで、顧客企業はマイナンバーカード内の署名用電子証明書に含まれる4情報(氏名、住所、生年月日、性別)の確認と併せて、オンラインでの確実な本人確認を実施することが可能。

利用者認証機能は、署名用電子証明書による確実な本人確認を実施後、マイナンバーカード内の利用者証明用電子証明書を利用して利用者本人であることを認証する。同機能は、利用シーンにおけるセキュリティーレベルに応じて顧客企業が暗証番号の入力要否を選択できる。

証跡データ保管機能は、署名用電子証明書、利用者証明用電子証明書それぞれのシリアル番号(電子証明書の発行番号)に加え、確実な本人確認を実施した証跡(利用申込書類や署名など)を保管し、保管した証跡はいつでも参照可能となっている。

証明書失効通知管理機能(オプション)は、保管している署名用電子証明書、利用者証明用電子証明書それぞれのシリアル番号について、公的個人認証サービスの証明書失効情報と突合し、有効と認められなかったものは、その対象となる顧客を通知する。