次世代型電動車椅子「WHILL Model A」

中山氏に続いて、WHILLのCEO杉江理氏、RT.ワークス 代表取締役の河野誠氏、片山工業 代表取締役社長の片山昌之氏から、各社が提供するパーソナルモビリティの詳細について説明があった。

登壇して説明するWHILL CEOの杉江理氏(写真左)。「WHILL Model A」は、ドコモ・イノベーションファンドを通じ2014年8月に出資が決まった

WHILLが提供する「WHILL Model A」は、最高時速6kmの次世代型電動車椅子。家庭用コンセントで充電でき、5時間の充電で20kmの距離を走れる。4輪駆道のため7.5cmの段差も乗り越えられるほか、雪道、砂利道などでも走行可能。24個の小さなタイヤから構成される前輪では狭い空間での移動もスムーズに行える。2015年4月1日からソリューションの受付を開始し、利用料金は初期費用なしの月額税別39,000円(4年契約)/台を予定している。

速度は3段階で調整可能。右手側にあるPCのマウスのようなコントローラーで前後左右斜めの移動が行える(写真左)。24個のタイヤから構成される前輪は小回りが効く(写真右)