NTTドコモは、iPad AirとiPad mini Retinaディスプレイモデルのセルラー版の販売を開始した。ドコモ版iPadでは、ドコモのLTEネットワーク「Xi」を活用して、どこででも高速通信の環境下でiPadを利用することができる。

6月1日からスタートした新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」に加入している場合、データプラン(定期契約で1,700円)とspモード(300円)、2台目プラスもしくはシェアオプション(500円)を合わせた月額2,500円で、セルラーモデルのiPadを利用できる。この際、データ通信量は元のプランから利用する形になるが、最大13カ月間、データ通信量を1GB追加するキャンペーン(1,000円分相当)が利用できる。

この料金プランは、筆者が米国で利用するVerizon Wirelessで既に導入されており、iPhoneとiPad mini Retinaディスプレイモデルの両方を利用する際、個別に回線契約をするよりも安く、また管理しやすい。そこで、日本では実質0円から利用できるセルラーモデルのiPad mini Retinaディスプレイモデルについて、再レビューをしていこう。

iPad mini Retinaディスプレイモデル

夏の短パンのポケットにも入るコンパクトさでどこへでも連れて行ける

筆者が住んでいる北カリフォルニアの夏は寒い。どうしてもカリフォルニアというと南部の「ビーチ」「サーフィン」という夏のイメージが先行するが、サンフランシスコ周辺は夏に向けて、霧の発生からどんどん寒くなる。

今年は、実は4月下旬から5月上旬にかけて、一時的に25度を超える日が続いたが、WWDCが近づく5月下旬には最高気温が20℃に届くかどうか、というところまで涼しくなってしまった。が、一度暑くなると、一応夏物を着続けてしまい、Tシャツと短パンにセーターを着て、カバンの中にユニクロのウルトラライトダウンを押し込んでおくと安心だ。意外とユニクロのダウンが米国でも人気なのは、この気候のせいだろう。 この原稿は筆者の家の近所にあるカフェで、iPad miniとロジクールのBluetoothキーボードを使って書いているが、カバンは持たず、左前のポケットに折りたたんだiPadとキーボードを突っ込んで出かけてきた。もちろんズボンにもよるが、原稿を書くという意味でほぼフル装備に近い環境を、短パンのポケットに入れられるようになったというのは、筆者にとって非常に大きなインパクトがある出来事だった。