3DMark v1.2.0(グラフ38~43)
FutureMark
ここからは3D系ベンチをいくつかご紹介したい。まずは3DMarkから。こちらも微妙にバージョンアップし、Ice Stormのみv1.2.0になっている(Cloud GateとFire Strikeは1.1.0のまま)。Ice Storm v1.2.0では新たにUnlimitedプロファイルが追加された(Photo16)。
このUnlimitedプロファイルは、解像度は1,280×720pixelで画面のクオリティもデフォルトのままだが、Off-screenモードが有効となる。このモードでは、GPUは画面表示を100フレームごとに間引いて行う(つまり残りの99フレームは画面表示を行わない)という、ひたすらGPU(とCPU)をブン回すという、どちらかというとGPUの生の性能を比較するテストである。
さて、今回はOverallの結果のみ。グラフ38~40がIce Stormである。Physicsの結果はフルにCPUを使う関係か、Richlandがやや有利であるが、GraphicsではKaveriがダブルスコアになっており、Overallでは相応の結果になっている。
この差は描画が厳しいCloud Gate(グラフ41)とかFire Strike(グラフ42とグラフ43)ではさらに極端になる。さすがにFire StrikeだとDefaultのものでもGraphics Scoreが625とか低迷しているので、Kaveri単体では厳しい印象(特にExtreme Profileだと論外)だが、Cloud Gate位だとなんとか実用に耐える描画になっていたのが印象的だった。