PCMark 8 v2.0.162(グラフ33)
FutureMark
http://www.futuremark.com/
最初にお断りしておくと、このPCMark 8 v2.0はまだ一般には公開されていない(Photo13)。現在ダウンロードできる最新版はv1.2.157である。このv1.2.157とv2.0.162の違いは、WorkテストでOpenCLに対応しているかどうかである(Photo14)。
Photo14:v1.2.157でもHome/CreativeはOpenCLに対応しており、実行画面に"Run Accelerated"と"Run Conventional"の2つが出てくるが、Workでは"Run Conventional"のみだった |
このv2.0.162ではWorkに含まれるテストもOpenCLに対応しているというのが一つのウリである。またLibre Officeを内蔵しており、WordおよびSpreadsheetではこのLibre Officeを用いての実アプリケーションテストが行えるようになっている。
さて、今回はOverallのみグラフ33に示した。Storageの様にCPUの影響が無いアプリケーションではほとんど性能差が無いが、それ以外のテストはKaveriが全般的にRichlandよりやや改善、またOpenCLを使うと大きく性能アップ、という傾向が見て取れる。
ただこれはあくまでOverall Scoreであって、詳細に観察するとOpenCLの効果があるのはVideo ConferenceのEncode/Decodeが主、なんてケースもあったりするのでこのスコアがそのまま体感性能として感じられるかは微妙な感じではあるのだが、兎にも角にもOpenCLを使うテストが出てき始めた事はAMDにとっては喜ばしい出来事ではあろう。