CineBench R15(グラフ34~35)

MAXON Computer
http://www.maxon.net/?id=1258

次はおなじみCineBenchだが、昨年9月にCINEMA 4D R15をベースとしたCineBench R15がリリースされたので、今回ちょっと試してみた。といっても、テストの内容は従来と変わらず、OpenGLベースのレンダリングとCPUベースのレンダリングの性能をそれぞれ示すものだ。レンダリングの題材そのものも従来と異なっている(Photo15)。

Photo15:画面も多少変わったが、操作そのものは従来のR11.5のものと同じ。これはRichlandで実施中の画面

さて結果だが、CPU RenderingではKaveriの性能はやはり10%ほどRichlandを下回る。アプリケーションによっては、RichlandでもDecoderがボトルネックにならない、というわかりやすい結果かもしれない。とはいえ、All CPUで実施すると差がずっと縮まっているあたりはちょっと面白い傾向である。

一方OpenGLのレンダリングでは、ダブルスコアとまでは行かないまでも、60%以上の性能改善がなされており、OpenGLでも相応の性能向上があることがわかる。