消費電力測定(グラフ74)
最後に消費電力を。いつもと同じように、
- 待機状態
- SandraでArithmetic Benchmark実施
- 3DMarkのFireStrikeのDemoを実行
の3つを連続的に行ってみた。ただし今回3DMarkについては、Extreme Profileだと負荷が大きすぎるため、Default Profile実施している。
面白いのは、Sandraの実行時はRichlandの方が消費電力が大きいが短期間で終わり、逆にKaveriは10~20Wほど消費電力が低いものの20秒強余分に掛かっている事だ。一方3DMarkに関してはKaveriの方が低い消費電力で、しかも短時間に終わっている。
細かい分析はCore i5-4670Kとの比較も含めて後追いでお届けする予定だが、概して消費電力の絶対値そのものは若干落ちた程度であろう。ただし性能/消費電力比という観点では随分改善しているように思える。まずは、絶対的な消費電力が減っている事を喜びたいと思う。
簡単な後書き
今回は本当に通り一遍ざっとご紹介しただけだが、対Richlandという視点で見る限りKaveriは非常に改善していると思える。性能も大幅に改善したし、GPU性能も非常に高い。消費電力もやや下がっており、いいことずくめである。
ただこれは比較対象がRichlandだから、という話であってIvyBridgeあるいはHaswellベースのCore i5と比較した場合どうか?というのはまた別の話である。そのあたりを含めて、後編をお楽しみにしていただきたい。