BDV-EF1のメニューは、ソニーのAV機器ではおなじみのXMB(クロスメディアバー)だ。左から「設定」「フォト」「ミュージック」「ラジオ」「ビデオ」「外部入力」「ネットワーク」「SEN」と並んでおり、それぞれの分類で、上下に動かすと項目が選択できる。

「ミュージック」メニュー

「ミュージック」の分類のなかには、音楽CD、USB機器、「Music Unlimited」、「ベルリンフィル」「vTuner」などの音楽再生の項目が並んでいる。音楽CDがドライブに挿入されている場合には、そのCDのジャケット写真も表示される。再生したい項目を選んでリモコンの決定ボタンを押せば再生がスタートする。

音楽再生中も、サウンドモードなど各種設定変更が可能だ。サウンドモードは、「Auto」「Movie」「Music」「Digital Music」「Demo Sound」が用意されている。「Music」は、さらに音楽の分野によって「Standard」「Rock」「Hiphop」「Electronica」の4種類のモードを選ぶことができる。シアターシステムがベースではあるが、音楽再生が重視された設計だ。

サウンドモード(左)と「Music」の各モード(右)

「Music」と「Digital Music」の違いは、「Digital Music」を選んだ場合には、非可逆圧縮された音源の補間が行われるという点だ。MP3ファイルや、Bluetoothデバイスからの再生時などにはこちらを使用する。

スマートフォンなどのBluetooth機器からの音楽再生は、「ミュージック」メニューの中ではなく「外部入力」の分類のなかに配置されている。「外部入力」から「Bluetooth Audio」を選ぶと、下の写真のような画面が表示される。

「Bluetooth Audio」画面

Bluetooth機器側でデバイス検索を行い、画面に表示されている「BLU-RAY HOME THEATRE SYSTEM」とペアリングを行い接続すれば、再生が可能だ。NFCに対応したスマートフォンを使用している場合には、ワンタッチで設定が可能なようなのだが、筆者は持っていないので検証はできていない。

Bluetooth機器からの再生画面は下の写真のようになる。BDV-EF1に接続されたテレビの画面には、楽曲の情報表示などは行われないが、これはBluetoothなので仕方のないところだ。

Bluetoothからの再生画面

さて、Bluetoothスピーカーでは、ペアリング済みの機器から接続を行うと、それだけで再生が可能になる製品がよくある。ところがBDV-EF1では、先ほどの「Bluetooth Audio」のモードになっていないと、Bluetooth機器側から接続することができない。これもNFC対応のデバイスでは検証できていないのだが、少なくとも、非NFCの端末からは、「Bluetooth Audio」以外のモードの時には接続できなかった。

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