楽天は2日、都内で記者会見を行い、同社子会社のKoboが電子ブックリーダー「Kobo Touch」を7月19日に発売し、コンテンツ配信を同日に開始すると発表した。「Kobo Touch」は本日17時より予約受付をスタートしており、価格は7,980円。

「Kobo Touch」を手にする楽天の三木谷浩史代表取締役会長兼社長

「Kobo Touch」はE Ink社の電子ペーパー「Pearl」を搭載した6インチサイズの電子ブックリーダー端末。サイズは(W)114×(H)165×(D)10(mm)、重さ185gとバッグやジャケットのポケットなどに収納することが可能なコンパクトサイズで、最大約1,000冊程度のコンテンツをダウンロードして持ち運ぶことができる。

「Kobo Touch」

文字サイズは17段階で設定でき、変更できる文字フォントを計11種類搭載(日本語は2種に対応)。1回の充電で最長1カ月利用可能だという。

Koboならではの機能として、自分が読んだ本の履歴や読書量、読書する時間帯などの読書ライフがひと目でわかる「Reading Life」機能を搭載。条件に応じて様々なオリジナルデザインの「バッジ」を付与し、それらをコレクションしていく要素があるほか、Facebookを通じて友人とシェアすることも可能になっている。コンテンツフォーマットは「EPUB3.0」を採用し、日本語の縦書きやルビ表示も可能。PDFにも対応する。

コンテンツは電子書籍ストア「Kobo イーブックストア」から購入する。ストア内のコンテンツは英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語などを含め、240万冊が用意されており、日本語のコンテンツは当初約3万冊を予定。コンテンツのダウンロードはWi-Fi経由で行う。

コンテンツ購入時には、楽天会員IDが使用可能となっており、購入金額の1%分が楽天スーパーポイントとして付与される。購入したコンテンツは、「Kobo Touch」のほか、パソコンや他のタブレット端末、スマートフォンに無料の専用アプリをインストールすることで、同じコンテンツの続きを読むこともできる。

このほかの「Kobo Touch」の主な仕様としては、プロセッサは「Freescale i. MX507」で、microSD(最大2GB)、microSDHC(最大約32GB)に対応。インタフェースはmicroUSBほか、ワイヤレス機能が802.11b/g/n。利用に当たってはUSBポート付きのインターネット接続が可能なパソコンが必要になる。

同端末は同社のオンラインショッピングモール「楽天市場」「楽天ブックス」のほか、家電量販店を通じて販売される。

なお、会見の模様は追ってリポートする。

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