デル、オンラインゲームスポット「ALIENWARE ARENA」の店内を公開 - 18日正式オープン

デルとカジ・コーポレーションが業務提携し、秋葉原にオープンするオンラインゲームプレイ施設『ALIENWARE ARENA in アイ・カフェ AKIBA PLACE』がいよいよ2月18日から営業を開始する。それに先だってプレス向け内覧会が開催され、施設の概要が公開された。今回はその模様をご紹介しよう。

本施設はアイ・カフェ AKIBA PLACE内にスペースが設けられた国内屈指のオンラインゲーム専用プレイ施設。店内には「ALIENWARE」ブランドのフラッグシップモデル「ALIENWARE Aurora」が設置されたブースが計40席あり、個人ユーザーが利用できるほか、ゲームメーカーなど団体ユーザーが貸し切ってイベントに使用することもできる。


アイ・カフェ AKIBA PLACE内のひと区画がALIENWARE ARENAになっている

チーム戦のゲーム大会を開催するときは、ブースのシマ(列)ごとにLED照明で色分けすることができる。司会/実況用スペースも用意されており、プロジェクターで壁に映像を映し出すことも可能だ。

ブースはシマごとに別カラーで照らし出せる

「ALIENWARE」のゲーミングPCは高性能であるがゆえに、価格も簡単には手が出しにくい設定なのは否定できない。説明員の話によれば「『ALIENWARE』は高価なこともあり、購入希望者の中には実際にちゃんと使い勝手を試してから買いたいという人も多い。本施設をオープンさせた背景には、『ALIENWARE』をよく知っていただく場をつくる意味合いもあった」のだという。


各ブースに設置されるのは「ALIENWARE」のフラグシップモデルである「ALIENWARE Aurora」


	キーボード・マウスもゲーミング用の高性能デバイスだ


LED照明が美しく光るボディ。ちなみにこの部分には宇宙語で「宇宙最強」と書いてあるのだという

今回の内覧会にあたり、デルのコンシューマー&SMB事業本部コンシューマーマーケティングブランドマネージャーの添田貴嗣氏から概要説明があった。添田氏によれば、ゲーミングPCを世界中で販売している「ALIENWARE」が日本でビジネスを開始したのは、2年ほど前。当初からネットカフェでのプロモーション展開を検討していたが、海外に比べるとゲーミングPCのマーケットが小さく、なかなか良い機会が得られなかったという。しかし今回、アイ・カフェを運営しているカジ・コーポレーションと「秋葉原に、日本でもトップクラスのオンラインゲーム施設をつくる」という話で合意。本施設のオープンに結び付けたとのことだった。

今後の展開について、添田氏は「日本にここまでの施設はない。『ALIENWARE』は、日本のPCゲームマーケットをリードしていく存在として、ここを拠点に新たなユーザー体験をどんどん発信していきたい」と力強く語った。将来的には、他の都市への店舗拡大も視野に入れているという。

質疑応答では、「海外のゲームイベントではオーディエンスが入れるようになっているが」との質問に対して「本施設も150名くらいは収容できる。日本で最初にイベントをスタートさせるには、充分な規模だと思う」と回答。複合施設の入っている建物の8階にある本施設だが、ネット回線については「共用ではなく、特別に専用の回線が用意されている」のだそうで、PCのスペック／ネット回線の帯域ともにゲームを楽しむ上で少しの懸念もないと言えそうだ。

日本ではまだメジャーな存在とはいえないゲームイベントだが、これをマーケットに定着させることが、本施設の今後の発展に結び付くともいえるだろう。「ALIENWARE」では、カジ・コーポレーションおよびゲーム会社と連携して、定期的にゲームイベントを行っていく予定だ。また、各イベントはストリーム配信などで公開する予定もあるという。「オンラインゲームはソーシャル的な要素が強い。口コミで利用者が増える展開も期待している」と添田氏。また、「新規ユーザーを獲得しつつ、昔ゲームをやっていた層も取り込んでいきたい」とのことで、ユーザーの裾野を広げる様々な施策を用意しているようだった。

直近のゲームイベントとしては、3月の最初の週末である3月3日・4日にハンゲームのイベントを予定しているのを皮切りに続々とイベントの予定が入っており、現在ゲーム会社と日程などを調整しているところだという。

同店の所在は秋葉原中央通り沿い、あきばお～の少し先。1Fにエクセルシオールカフェがあるビルの8Fだ。オンラインゲームに興味がある人は、機会があれば立ち寄ってみてほしい。