Digital Inspiration: A Technology Blog on Software and Web Applications

IEでネットサーフィンをしたあとは毎回履歴やキャッシュファイルを削除するのが日課になっているビジネスパーソンも多いかもしれない。特に1台のPCを複数名で使いまわしている場合には、毎回欠かさず実施するというのは妥当な判断ともいえる。しかし、Windows 7とIE8やIE7の組み合わせでは、従来の方法では完全に履歴を削除できないケースがある。これまで同様にデータが削除されると考えている場合には注意する必要があるようだ。

このあたりの話がHow to Clear your Internet Explorer's Web History - digital inspirationにまとまっている。同記事ではまず次の2つの履歴データなどの削除方法を紹介。

  • セーフティ、閲覧の履歴の削除、から履歴データを選択して削除。Windows XPなどの場合は「セーフティ」ではなく「ツール」からたどれる
  • ツール、インターネットオプション、詳細設定、リセットから「個人設定を削除する」のチェックまでいれて削除を実施(注意:この作業では個人設定がリセットされてしまうので内容を理解したうえで作業する必要がある)

閲覧履歴を削除する場合

閲覧履歴の削除中

設定のリセットをする場合

リセット中

この作業を実施してもアドレスバーにでてくる補完候補が、明らかに履歴データを使ったものになっており、完全にはデータが消えていないことが確認できるという。How to Clear your Internet Explorer's Web Historyでは最終的にこれはWindows Desktop Searchと連動しているところに問題があるとし、次のように「ツール、インターネットオプション、コンテンツ、オートコンプリート」から「より良い結果を得るため Windows Search を使用」のチェックをはずして設定を無効にすればいいと紹介している。

Windows Searchとの連動を無効にする

Windows Searchが有効ではない場合には選択できない

なおWindows XPのようにWindows Searchがデフォルトで用意されていないような環境では、同サービスを利用していない限り、同項目はチェックできないようになっている。