FMV-BIBLO LOOX Uは、持ち歩く際にも、カバンに入れるというより、手に持って移動するというのが気軽にできる製品。大きめのポケットならば、そこにしまうこともできる

「ノートPC」と一概にいえども、そのタイプは様々なものがある。デスクトップPC代わりに使えるような、18.4型ワイドの液晶を搭載したモデル「FMV- BIBLO NW」や15.6型ワイド液晶搭載の「FMV- BIBLO NF」もあれば、10.1型ワイドの「FMV-BIBLO LOOX M」や11.6型ワイドの「FMV-BIBLO LOOX C」といったモバイル性の高い製品など、ユーザーの使い勝手に合わせて選択肢はいろいろ。その中でもFMV-BIBLO LOOX Uは、液晶サイズが5.6型ワイドと非常に小さく、モバイル性にかなり特化した製品となっている。液晶サイズが小さいということでボディーサイズもコンパクトになっており、カバンに入れてもかさばらず、つねに「持ち歩く」ということを可能にするデザインコンセプトとなっている。本体重量もたった約495gしかなく、一般的な軽量ノートPCの基準となる1kgの半分以下となっている。

ボディーサイズが小型ということで、当然キーボードのサイズも小さい。そのため本機でタイピングを行なおうとすると、慣れるまでは少々入力しづらい。ホームポジションに構えて両手でタイピングをするよりも、人差し指を使ってキーをつつくような打ち方が適してるようだ。

ソフトウェアキーボードでの文字入力も可能。キーボードよりもレスポンスは悪いが、ペンだけで操作できるのは便利

またFMV-BIBLO LOOX Uは、タッチパネル液晶を採用しているため、キーボードを叩かずに文字を入力したりWindowsを操作したりすることも可能だ。解像度を1,280x800で使用している場合はかなり細かなタッチを要求されるため、指よりも付属のスタイラスペンで操作を行なったほうがスムーズに入力できた。ひとつ残念だったのは、スタイラスペンが本体内に収納できないところ。スタイラスペンは本体のストラップ穴にくくりつけるか、本体とは別に持ち歩く必要がある。